日本人として知っておきたい近代史(明治篇)
発売日
2010年03月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-77933-1

日本人として知っておきたい近代史(明治篇)

著者 中西輝政著 《京都大学教授》
主な著作 日本人としてこれだけは知っておきたいこと』(PHP研究所)
税込価格 814円(本体価格740円)
内容 幕末以降の近代日本史を、戦後長らく教えられなかった観点から、人物に焦点をあてて講義する。日本人のアイデンティティ確立のための書。



 戦後長らく学校教育の現場においては、近代史が軽視されてきた。幕末以降の歴史について知らない日本人があまりにも多く、それがわが国の大きな難点となっている。本書は、日本の近代史を学び直し、新しい「近代史の常識」と「この国の自画像」を提示する試みである。「人間が歴史を動かす主人公である」という視点から、吉田松陰と、岩倉具視から乃木希典まで、明治を築き上げた七人の人物を中心に取り上げる。

 ○吉田松陰――この国の未来を守るための戦略、○岩倉具視と大久保利通――近代日本を生み出すための謀略、○第四章 伊藤博文――世界に恥じない近代立憲国家を目指して、○桂太郎――近代軍制を確立し、日清戦争に挑んだ軍官僚、○児玉源太郎――日露戦争勝利を導いた男のもう一つの戦い、○小村寿太郎――日英同盟を締結させた気力と胆力、○乃木希典――松陰の志を継ぐ宿命を己に課して etc.