書籍

- 発売日
- 2022年09月21日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-90264-7
近代史の教訓
幕末・明治のリーダーと「日本のこころ」
著者 | 中西輝政著 《京都大学名誉教授》 |
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主な著作 | 『日本人としてこれだけは知っておきたいこと』(PHP研究所) |
税込価格 | 858円(本体価格780円) |
内容 | 腐敗とマンネリズムを続けるか。「反転」して甦るか。深い使命感と戦略的思考が問われる時代だからこそ「明治日本」に学び直したい。 |
われわれが歴史を読むとき、一番大切な着眼点は、「歴史を動かすもの」は、物質なのか、それとも人間の精神なのか、という問題意識だと私は思います。そして日本の近代史とくに「明治」を考えるとき、これこそ最も重要な視点ではないかと思うのです。(「最終章」より)
著者は、日本近代史において明治という時代が「輝かしい」のは、いち早く西洋の合理主義、技術をわがものにし、日清、日露という大戦争に勝ち抜いて列強に肩を並べたからでなく、西洋文明の奔流にさらされる中で、本来の「日本のこころ」のあり方をつねに見つめ、「誠」を貫くことこそ、自らの持てる力を十分に発揮しうる道であり、それこそが己の生きる道だと信じた人間がリーダーたちだけでなく、庶民の間でも、次から次へと多数現われた時代だったところにあるという。本書にはそうした国際政治学者だからこそ見えてくる、日本の歴史を読み直す視点が、幕末・明治期を代表するリーダーを取り上げるなかで随所に提示されている。
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