とっておきのはいく
発売日
2012年02月07日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-78209-6

とっておきのはいく

著者 村上しいこ作 《(村上)童話作家、(市居)絵本作家》
市居みか
主な著作 とっておきの詩』、『れいぞうこのなつやすみ』(PHP研究所)
税込価格 1,210円(本体価格1,100円)
内容 国語の時間、はいくをつくる宿題がでた。家族みんなのはいくをつくってみたけど、欠点ばかりのはいくしかできん……。



 国語の時間、北森先生が変なことをいいだした。「今からしゃべる言葉は、五、七、五のリズムでしゃべるんやで」だって。どうやら「はいく」をつくる練習みたい。季語は気にしないでいいっていわれても、五、七、五の言葉が全然でてこない。しかも、休みの間にはいくをつくる宿題をだされてしまった。

 休みに入ってから、家族のはいくをつくって発表してみた。「かぎどこや いつもとうちゃん さがしてる」「ながでんわ 二時間十分 しんきろく」。つくったはいくは、みんなのあらさがしをしているみたいだといわれてしまった……。

 宿題ができなくてこまっていると、おばあちゃんが動物園へ連れていってくれた。動物園でクラスメイトのほそいみさきに会って、一緒に動物のはいくをつくりはじめたら……。

 第56回青少年読書感想文全国コンクール小学校低学年の部の課題図書に選定された『とっておきの詩』の続編。言葉のリズムと国語の面白さが伝わります。