北朝鮮暴発の恐怖を知らなすぎる日本人
発売日
2011年03月03日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-79624-6

北朝鮮暴発の恐怖を知らなすぎる日本人

著者 柘植久慶著 《軍事評論家、作家》
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 一触即発の危機を迎えた北朝鮮と韓国。その情況の生まれた真実と、今後の行方を、誰よりも豊富な軍事知識から予測する焦眉の一冊。



 北朝鮮情勢から目が離せなくなってきた。もともと、独裁国家というものは、権力の交代期に政情不安が起こるものだが、北朝鮮においては、3男の金正恩による継承が明らかになったことによって、長男、次男に賭けていた軍人勢力や、政治要人などがクーデターを起こすことも考えられる環境を作ってしまった。また、国民においても、その生活貧窮は以前にも増してひどくなっており、いつ、エジプトなどのような大規模な暴動が起きても不思議ではない。このように、最早、末期症状となった北朝鮮が、もし、起死回生を狙って、第二次世界大戦時の日本のように、冷静に考えれば勝てる見込みのない軍事作戦をあえて発動させたらどのような経過が考えられるのか。それを、軍事知識・経験ともに豊富な著者が、考え抜いたのが本書の内容である。韓国はもちろん日本にも、恐ろしい事態が起きると予測する。今、北朝鮮を考える上で、必読の一冊である。