身近な花の知られざる生態
発売日
2015年09月11日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-82445-1

身近な花の知られざる生態

著者 稲垣栄洋著 《植物学者、静岡大学大学院農学研究科教授》
主な著作 『身近な雑草の愉快な生きかた』(筑摩書房)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 パンジー、アサガオ、コスモス、ツバキ……。私たちの身の周りに咲く愛らしい花々に秘められた、したたかな生存戦略と生態の不思議を描く。



 本書は、NHKラジオ深夜便「花の魅力 花のふしぎ」で人気の著者最新刊。

 昆虫をあざむき、鳥たちを魅了する。美しい花々のすごい生き残り術とは?

 植物が花を咲かせるのは、自らの子孫を残すためである。花が美しい花びらを持っているのは、花を目立たせて、昆虫に見つけてもらうためである。そして、芳醇な香りや甘い蜜で昆虫を誘うのである。花の美しい色も、複雑な形も、すべては昆虫に花粉を運ばせるためである。こうして、色とりどりの花々が咲き乱れているのだ。(「はじめに」より抜粋)

 ○本書の目次より

 バラ―綺麗なバラにトゲがある理由/マーガレット―恋する乙女たちの数学/ミズバショウ―スカンク呼ばわりされる花/スィートピー―誰がために花は咲く/アザミ―人類が初めて出会った雑草/コスモス―秩序ある花のひみつ/ポインセチア―クリスマスは似合わない/ヤドリギ―神聖なパラサイト…