書籍

- 発売日
- 2017年10月13日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-83704-8
和辻哲郎と昭和の悲劇
伝統精神の破壊に立ちはだかった知の巨人
著者 | 小堀桂一郎著 《東京大学名誉教授》 |
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主な著作 | 『東京裁判 日本の弁明』(講談社) |
税込価格 | 1,012円(本体価格920円) |
内容 | 戦争、敗北、占領という激動期、見苦しく変節した知識人が多かった中で、自らが掴み取った日本の本質を世に問い続けた知の巨人の真価。 |
GHQに抗い、「埋もれた日本」を取り戻す――。
京都学派の一人として知られ、『風土』『古寺巡礼』『日本精神史研究』などの名著を生み出し続けた「知の巨人」和辻哲郎。明治22年生まれの和辻は、大正から昭和、敗戦に至るまでの激動の時代を生きた知識人であった。敗戦後、占領政策によって日本の伝統精神は崩壊の危機に瀕した。さらに言えば、戦前から戦争に至る流れの中で、日本人自らが、伝統と誇りを見失いつつあった。そんな中、鈴木大拙、南原繁、折口信夫、近衛文麿など大正教養派の多くの人々は時流に流され、変節していった。しかし、伝統衰退の世相に立ち向かい、節を貫き通した知識人もいた。その代表格こそ、和辻哲郎である。
なぜ和辻は、激動の中で「不動の指標」たりえたのか。危機の時代に、日本人はいかに日本の伝統精神を取り戻すべきかを、知の巨人・和辻哲郎を通して知る。
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