本当の知性を身につけるための中国古典
発売日
2019年01月22日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-84212-7

本当の知性を身につけるための中国古典

著者 守屋淳著 《作家》
主な著作 『戦争論』(中公新書ラクレ)
税込価格 1,760円(本体価格1,600円)
内容 人間学の原理原則を説いている中国古典。本書はそこに登場する人物に注目し、本当の知性を身につけるために役に立つエピソードを紹介する。



 孔子、武帝、曹操……中国古典に登場する72人に学ぶ明日への知恵

 人間の悩みは何千年も同じようなもの。中国古典には現代にも通じるアドバイスが隠れている。思想家や文人、王や皇帝、将軍や盗賊など中国の歴史上の人物に焦点を当て、彼らの言葉やエピソードを紹介。
●秩序は守るものか 作るものか――孔子 
●直観と言葉の悩ましい関係――荘子 
●世代交代の落とし穴――孝成王 
●個人の強み、組織としての強み――劉邦、項羽 
●蛇に足がつくとき――昭陽 
●占いを武器にする――狄青 
●負けた人間にこそ学びの糧がある――袁紹 
●真の交渉上手とは――鄭芝

 中国の古典では、人の感情的な側面と、そこから生まれる人と人とのつながりの方に、より重点を置く面があります。本書は、中国の歴史上の人物に主に焦点を当てつつ、こういった「東アジア的な知性」を楽しみながら深められるような言葉やエピソードをご紹介していきます。有名な人、無名な人、架空に近い人まで登場しますが、その知恵や振る舞いは、現代のわれわれの抱える難問と見事に響き合ってもきます。時を超えた対話を楽しんで頂けたら幸いです。(「はじめに」より抜粋)

 【本書より】
●はじめに 高い視座から「原理原則」を語る 
●第一章 孔子、孟子、老子――思想家や文人 
●第二章 舜、劉邦、武帝――王や皇帝、支配者まで 
●第三章 孫武、呉起、王安石――宰相、将軍から盗賊まで 
●第四章 曹操、鄭芝、司馬仲達――『三国志』の群雄たち