身体は考える
発売日
2023年07月19日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-85492-2

身体は考える
創造性を育む松聲館スタイル

著者 甲野 善紀著
方条 遼雨著
主な著作 上達論』(PHP研究所)
税込価格 1,870円(本体価格1,700円)
内容 様々な問題は「身体感の欠如」と「自分で考えることの放棄」から起こる。甲野氏の稽古法から、生きることが自由になる思考法を探る。


●頭だけでなく身体全体で考えるのが本当の賢さ。(本間正人氏)
●身体から生み出された「原理的な思想」の深度に驚かされるだろう。(西條剛央氏)
●宮本武蔵の『五輪書』のように、100年後や1000年後に読んでも色褪せない本質が詰まっている。(澤田智洋氏)

 「松聲館(しょうせいかん)スタイル」とは、武術研究者・甲野善紀が生み出した「自分の体で動き、自分の頭で考える」を核とする稽古法で、創造性を探求する姿勢を軸とする。

 限られた身体の中の機能をどのように生かして使うか、自分の中の出来る事をいかにして増やしていくか、という武術の稽古・探求は、生きていくうえで日々向き合わなければならない、様々な課題への対応法を磨いていくことにつながる。

 第一部では、甲野氏のもとで武術を学んだ方条遼雨氏が、「松聲館スタイル」から体得した気づきと独自の発見により、物事の原理原則をユニークな視点で解き明かす。自ら取り付けた固定観念を外して「生きることの自由」を取り戻すための思考論、組織論へと展開する。第二部では、「身体的運命論」と題し、体感を通して「いかに自分の運命を生きるか」について対談形式で掘り下げる。

 絶望に殺されず、クリエイティブに転換するための武術の思想が凝縮された一冊。

 「学びの基本の書」として話題を呼んだ『上達論』に続く、二冊目の共著!