もう一つの「幕末史」
発売日
2024年02月01日
概ね、この2日後に書店店頭に並びます
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-90381-1

もう一つの「幕末史」

著者 半藤 一利著 《作家》
主な著作 レイテ沖海戦<新装版>』(PHP研究所)
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 幕末の裏側にある真実に迫る! 勝海舟、河井継之助、坂本龍馬、桂小五郎らが躍動した自己変革力が漲る時代に現代人は何を学ぶべきか。

グローバリズムと不況が「攘夷」を生んだ!

 「猛烈な外圧が押しかぶさってきて集団が崩壊しようとするとき、あるいは既存の流儀の効力がゼロになってしまったとき、日本人は突破口を見出そうと高揚し、急激に一つの方向に意思を統一する。きまってそれは『攘夷』の精神となってあらわれる。それがいかに危険なことかは幕末史、そして昭和戦前史がきちんと語ってくれているのです」――本書(「幕末史」に学ぶ――長い「あとがき」として)より

 西郷隆盛、勝海舟、河井継之助、坂本龍馬、高杉晋作、桂小五郎……。「歴史探偵」が人間と歴史の裏側をえぐりだす!

 [本書の主な内容]
●第1章 維新には「知られざる真実」がある――権力闘争による非情の「改革」
●「尊王攘夷は幕府を倒す口実よ」
●誰も天皇を知らなかった!?
●西郷の死で「維新」は完成した

 第2章 幕末「心理」戦争――江戸城無血開城までの「西郷×勝」攻防三カ月
●昼寝の勝に、将軍より呼び出しアリ
●イギリスから提案された「密約」の中身
●そして勝と慶喜、和解のとき……

 第3章 自らを「アヒルの水かき」と揶揄した男――私が勝海舟に惹かれる理由
●“黒船”と渡り合える人材 
●命がけも淡々と――勝海舟の精神力
●勝の一生を支えた「剣術」と「禅学」

 第4章 圧倒的薩長軍に抗した“ラストサムライ”――河井継之助の「不合理を超える」生き方
●司馬さんが描いた私の“第二の故郷”
●「官軍」とは片腹痛い
●サムライとしての「義」

 第5章 なぜ龍馬はみなに愛され、そして殺されたのか?――「独創性のない」偉大なコーディネーターの素顔に迫る
●たった五年で国を揺さぶる男に
●もし、死んでいなかったら龍馬はどうしたか?
●龍馬を起点に「今」を問いなおしてみると……

 第6章 「薩長同盟」は“馬関”から始まった――桂小五郎、高杉晋作と坂本龍馬の「理屈抜きの友情」
●“政略家”の桂と“戦略家”の高杉
●高杉晋作との「運命の出会い」
●大勝利を導いた「英雄」の死

 「幕末史」に学ぶ――長い「あとがき」として