人名事典

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串田嘉男

(くしだ・よしお)
1957年東京八王子市生まれ。独学で天文学を学び、1985年公開天文台「八ヶ岳南麓天文台」を開設。宇宙を紹介する公開業務のかたわら、クシダームラマツ周期彗星、クシダ周期彗星を発見。複数の周期彗星発見は国内初。その他、50星を超える小惑星を発見。長年新天体発見時の確認観測にも貢献してきた。1993年FM電波による流星観測中に、地震に先行する変動を発見。1995年兵庫県南部地震発生を機に天文台の公開業務を中止し、電波観測による地震前兆の観測研究を本格化。「地震前兆検知公開実験」を始める。地震予報が広く一般的な防災情報となる社会をめざし、日夜観測研究を続けている。八ヶ岳南麓天文台代表。

著書に『みつけたぞ!ボクらの星』(ポプラ社)『地震予報に挑む』(PHP新書、講談社科学出版賞)がある。

(データ作成:2012年)