発売日
2001年4月10日
税込価格
649円
(本体価格590円)

Voice 2001年5月

憲法「百年の計」

庶民に愛されてきた花愛でる名所
江戸・明治 浮世の娯しみ(皐月)
坂崎重盛
p11
新木場―東京木材株式会社、東京銘木協同組合
豊かさの舞台裏を覗く⑤
河野鉄平
p23
最もロシア的
マイ・ベスト・ショット⑰
袴田茂樹
p18
鎌田哲哉(批評家)
平成の麒麟
撮影・北島敬三/文・西部忠
p27
大量輸送時代の伝染病
写真抄⑰
平野啓一郎
p32
ヒューマン・ファクター
巻頭の言葉
柳田邦男
p35
内閣法制局こそ違憲である
目を覚ませ、日本人⑤
櫻井よしこ<対談>竹中平蔵
p38
〝新三人組〟の登場
時代の先を読む(国内政治)
早坂茂三
p52
日本経済の「いい話」
時代の先を読む(経済産業)
竹内靖雄
p54
覚醒のための家族論(その五)
時代の先を読む(生活社会)
速水由紀子
p56
成長する美術館
時代の先を読む(文化芸術)
浅田 彰
p58
朋、遠方より来たるなし
時代の先を読む(不易流行)
藤岡和賀夫
p60
統治客体意識から脱却せよ
特集・憲法「百年の計」
中坊公平
p64
最終的には政治家の判断
特集・憲法「百年の計」
阿川尚之
p72
非常識でいいではないか
特集・憲法「百年の計」
伊藤 真
p76
九条は平和主義の象徴にあらず
特集・憲法「百年の計」
北岡伸一
p80
国家主権意識の確立を
特集・憲法「百年の計」
小堀桂一郎
p84
「天皇」と「国民主権」
特集・憲法「百年の計」
坂本多加雄
p88
二五条と二七条を修正せよ
特集・憲法「百年の計」
櫻田 淳
p92
別の方法で改正すればよい
特集・憲法「百年の計」
佐藤欣子
p96
神がかり的なご託宣
特集・憲法「百年の計」
周 英明
p100
虚構の同盟は有事に破綻する
特集・憲法「百年の計」
西岡 力
p104
「パンドラの匣」の開け方
特集・憲法「百年の計」
橋爪大三郎
p108
法律には寿命がある
特集・憲法「百年の計」
長谷川慶太郎
p112
平和ボケを醒ます「七箇条」
特集・憲法「百年の計」
兵頭二十八
p116
憲法は信仰の対象ではない
特集・憲法「百年の計」
ゲプハルト・ヒールシャー
p120
歴史に学ぶ「次のリーダー」
21世紀のリーダーシップ
ポール・ケネディ<対談>堺屋太一
p124
人間の叡智に規範を求めよ
21世紀のリーダーシップ
デイビッド・アブシャイア<対談>稲森和夫
p130
日本人の自然観
熊野信仰の原点に時代の先端に位置する精神を見た
呉 善花
p135
アメリカは保守化する
同盟国重視の姿勢を示すブッシュ政権の新外交戦略
古森義久
p144
マスコミが伝えない沖縄
あらためて問う「誰のため何のための反基地運動か」
恵 隆之介
p154
「ジンジャー騒動」とは何か
噂とニュースの区別がつかない米国メディアの病理
小林雅一
p162
ブッシュの教育改革
テストによる信賞必罰で学力向上を図るのはなぜか
大森不二雄
p170
「技術文化国家」の提唱
物真似、後追い、ただ乗りをやめ技術外交を展開せよ
志村幸雄
p178
「在日」は被害者ではない
過去の日本を責める人はなぜ北の野蛮行為に寛大か
鄭 大均
p188
住民基本台帳ネットワークの問題点
セキュリティ面でもコスト面でも万全とはいえない
永久寿夫/小峯弘靖
p196
政府はまず「改革宣言」をせよ
知価社会の探究<第3回>
堺屋太一
p204
「悪夢の借金地獄」始末記(終)
残債四億四千万円を支払う余力はもはや私にはない
殿岡昭郎
p212
独断専行の人事 
本は私にすべてのことを教えてくれた<第4回>
谷沢永一
p222
市場活力を衰弱させる市場主義
21世紀の経済学 12の呪縛を解く<第4回>
西部 邁
p228
山本商店―経験未熟な松下は「たたき上げ」の商売人に屈服した―
滴みちる刻きたれば 松下幸之助と日本資本主義の精神<第2部第5回>
福田和也
p236
勝者の心理と論理―占領政策は日本徹底改革論と対ソ戦略論に分かれた―
占領の時代<第4章>
岡崎久彦
p246
中坊公平『中坊公平・私の事件簿』
ベストセラー最前線
井尻千男
p267
『小倉昌男の福祉革命 障害者「月給一万円」からの脱出』
この著者に会いたい
建野友保/聞き手・淵澤 進
p270
荒木創造『ストーカーの心理』
今月の新書
_ 秀実
p274
 
ワンポイント書評
 
p276
 
Voice掲示板
 
p278
 
ボイス往来
 
p294
森_外と松本清張―死に至る病に侵された作家は何を書こうとしたのか―
悲しみの精神史<第17回>
山折哲雄
p280
枝垂れ梅の下で
私日記<第17回>
曽野綾子
p286
首相公選
巻末御免(197)
谷沢永一
p298

Voice

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。