雑誌
Voice 2008年11月号
今月号の読みどころ
リーマン・ブラザーズの破綻で、大恐慌までも囁かれるアメリカ。日本を代表する国際政治学者・中西輝政氏は経済、さらに外交・安全保障面における「覇権の終焉」を断言し、“一挙50枚”の原稿に纏めた。氏は、この夏に起こったWTO農業交渉の決裂、ロシア主導のグルジア戦争、対インド核関連輸出の解禁に注目し、アメリカ一極支配の基盤が一気に壊れたと述べている。さらに、「世界大恐慌」と現状とを比較した安達誠司氏、ドル基軸体制の崩れの実態を活写した倉都康行氏の寄稿など、アメリカと世界の次代が洞察できる力作満載。
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今月号の目次
TOKYOファッション〈11〉 ロオジエ |
川島蓉子 |
11p |
未来をつくる技術〈23〉 補助人工心臓[テルモ] |
文:志村幸雄 |
18p |
進化する教育現場〈11〉 朝日塾小学校 |
鳥海十児〈対談〉和田秀樹 |
19p |
日本の事件簿〈11〉 役人を斬る |
高山正之 |
30p |
「電気」は何処へ〈10〉 八丈島の地熱発電 |
二見喜章 |
32p |
巻頭の言葉 リーマン破綻への正当な評価 |
竹中平蔵 |
35p |
時代を拓く力 国産ジェットに吹く追い風 |
宮川淳一/取材・構成:中野不二男 |
38p |
特集・「アメリカ帝国」衰亡の危機
覇権の終焉 |
中西輝政 |
48p |
大恐慌は再来するか |
安達誠司 |
82p |
国連を誤る愚かな選挙!? |
伊藤貫 |
92p |
「強さ」を捨てたアメリカ人 |
日高義樹 |
100p |
ドル一極支配は壊れている |
倉都康行 |
74p |
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中小企業は世界で勝負せよ |
水野和夫 |
160p |
松下幸之助の理念を貫く |
中村邦夫〈対談〉北康利 |
168p |
特集Ⅱ・決戦!総選挙 日本を元気にする政党・壊す政党
麻生流・経済プランを斬る |
リチャード・クー |
106p |
民主党“生活が第一”の盲点 |
山崎元 |
114p |
小沢の不誠実、麻生の構想力 |
永久寿夫 |
134p |
総理!「自民党をぶっ潰す」宣言を |
遠藤浩一 |
148p |
中川・小池新党のシナリオ |
花岡信昭 |
140p |
バラマキ合戦の末路 |
高橋洋一〈対談〉長谷川幸洋 |
120p |
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希望の大国・日本 第2回 コンピュータはもはや足枷 |
原丈人 |
176p |
これからの台湾が選択する道 |
浅野和生 |
214p |
道州制に代えて広域連合を提案する |
井戸敏三 |
230p |
地方分権の先に道州制あり |
猪瀬直樹〈対談〉江口克彦 |
220p |
ニッポン新潮流〈スポーツ〉 武蔵川理事長vs親方衆 |
二宮清純 |
154p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 壮大な物理学実験は有益だ |
山形浩生 |
156p |
ニッポン新潮流〈経済産業〉 著作権強化は「経済的」か |
若田部昌澄 |
158p |
○ BOOK STREET |
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この著者に会いたい 『聖家族』 |
古川日出男/聞き手:仲俣暁生 |
203p |
ワンポイント書評 |
212p |
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企業家の一冊 松本一男著『論語一日一話』 |
ビル・トッテン |
210p |
ベストセラーと現代 藤田宜永著『喜の行列 悲の行列』 |
川井龍介 |
208p |
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思い出の人、思い出の時〈第9回〉 21世紀の皇室 |
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246p |
大宰相・原敬〈第23回〉 甲申事変 |
福田和也 |
237p |
私日記〈第107回〉 思想弾圧指数としてのマスゲーム |
曽野綾子 |
254p |
ボイス往来 |
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262p |
巻末御免(287) 創作された偽史 |
谷沢永一 |
266p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。