雑誌
Voice 2009年2月号
今月号の読みどころ
いよいよ“オバマ大統領のアメリカ”が始まる。そこで、経済の行く末について、欧米の著名な論者に述べて頂いた。大変悲観的な投資家のジム・ロジャーズ氏に対して、対照的な見方を示すのがジャーナリストのビル・エモット氏だ。一方、日本の不安を吹き飛ばす企画が、特集「モノづくり・日本の底力」。さらに、実施が迫る「裁判員制度」へはっきりと反対を訴える作家の高村薫氏、企業の管理職が読んでも示唆に富む、野村克也監督と二宮清純氏の「ID監督論」など、一流どころの意見満載の新春号。
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今月号の目次
TOKYOファッション〈14〉 トヨタiQ |
川島蓉子 |
11p |
和の美を愉しむ〈2〉 「林和靖」谷文晁 |
文:田中大 |
17p |
メガロポリス新名所〈2〉 代々木 |
増田悦佐 |
19p |
日本の事件簿〈14〉 子供を犠牲にする国 |
高山正之 |
25p |
巻頭の言葉 消費税10%で日本を救う法 |
伊藤元重 |
27p |
特別企画・「オバマの米国」は立ち直るか
米国の再生、中国の危機 |
ビル・エモット |
38p |
WASP精神は地に堕ちた! |
養老孟司〈対談〉渡部昇一 |
46p |
もう甦らないアメリカ経済 |
ジム・ロジャーズ |
56p |
特集・モノづくり・日本の底力
トヨタ生産方式 |
山田日登志〈対談〉西成活裕 |
80p |
切り拓け!電気自動車社会 |
清水浩 |
90p |
独創サイエンス最前線 |
赤池学 |
98p |
公益資本主義の経営へ |
原丈人 |
104p |
価格競争を超越した強さ |
伊藤洋一 |
72p |
特集Ⅱ・道州制繁栄論
北欧モデルの活かし方 |
財部誠一 |
132p |
幸福度を高める道州制プラン |
高橋洋一 |
140p |
明治人を動かした福澤諭吉の批判的精神 『学問のすゝめ』と日本の伝統 |
李登輝 |
168p |
いまこそ「人間の基本」を教えた江戸時代に学べ 「四書五経」素読の教育革命 |
田口佳史 |
230p |
ドラッカーから塩野七生まで、「和魂和才」を育む名著 経営者の人生を変えた47冊 |
江坂彰 |
204p |
話題のテーマに賛否両論! グーグル流ビジネス |
野口悠紀雄/森健 |
212p |
働く女性の立場で考える本当の少子化対策 子育てに経済価値を認めよう |
川条しか |
156p |
選手と一緒に喜ぶリーダーは要らない ID監督論 |
野村克也〈対談〉二宮清純 |
176p |
死刑か無罪かを三日で決めろというのか 裁判員制度は狂気の沙汰 |
高村薫 |
160p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 文化的なタバコの吸い方 |
山形浩生 |
148p |
ニッポン新潮流〈科学技術〉 引用禁止のSFマンガ |
竹内薫 |
150p |
ニッポン新潮流〈経済産業〉 日銀の失政は明らか |
若田部昌澄 |
152p |
ニッポン新潮流〈国内政治〉 “道路族”が自民を壊す日 |
上杉隆 |
154p |
PHPからの主張 経営理念に文言は要らない |
渡邊祐介 |
218p |
経済問題・常識の非常識② 高級車ブームにご用心 |
上野泰也 |
222p |
高井戸の蛙、世相を覗く② 「芋の煮えたも」知らない総理 |
江上剛 |
220p |
アルピニストの眼② 環境の環は人間の「わ」 |
野口健 |
226p |
この著者に会いたい 『どこから行っても遠い町』 |
川上弘美/聞き手:仲俣暁生 |
195p |
おじさんのための名作講座 夏目漱石は40代で読め |
堀井憲一郎 |
200p |
ワンポイント書評 |
202p |
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大宰相・原敬〈第26回〉 パリ書記官時代 |
福田和也 |
237p |
ボイス往来 |
|
254p |
私日記〈第110回〉 泥棒かエボラ出血熱か |
曽野綾子 |
246p |
巻末御免(290) 世界文明統一への趨勢 |
谷沢永一 |
258p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。