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Voice 2011年7月号
今月号の読みどころ
「強い国・日本」を再建するためには、退陣が決まった菅政権の“失敗の本質”を、構造的に解き明かす必要がある。福島原発に関する危機管理体制の驚くべき稚拙さ、官僚を怒鳴るだけの「政治主導」、被災地の復興ビジョンも語らず、経済を立て直す時期に「増税」を狙う愚昧……なぜ菅政権は何をやってもうまくいかなかったのか。総力特集では、いま日本に必要な真のリーダーシップ、そしてあるべき政策に迫ります。もう1本の特集では、「3.11後の日米関係」を多角的に考察。今月号も、読み応えある論考が満載です!
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今月号の目次
【総力特集】 菅政権、失敗の本質
リアリズムなき政治家が国を壊す |
野中郁次郎 |
44p |
なぜ首相に辞任を迫ったか |
西岡武夫/篠原文也 |
54p |
「増税ありき」で墜落する日本経済 |
R・フェルドマン |
62p |
せめて政府は被災企業の借金を肩代わりせよ |
佐藤 仁 |
68p |
性急な政治主導が招いた官僚たちの士気喪失 |
古賀茂明 |
74p |
復興構想に「お山の大将」は要らぬ |
長谷川三千子 |
80p |
自動車産業が日本を捨てる日 |
片山 修 |
88p |
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東北再生プラン 「国定空き地帯」を設けて東日本の復興を |
藤岡和賀夫 |
154p |
東北再生プラン 被災地の支援は「自治体の広域連携」で |
寺田昭一 |
160p |
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【特集】 3・11後の日米関係、深化か隷属か
「災後の時代」の同盟論 |
坂元一哉 |
112p |
日米互恵など“できの悪い”おとぎ話 |
中野剛志 |
122p |
「アジア+欧米」で中国に対峙せよ |
若田部昌澄 |
128p |
原発対処 日米協力の舞台裏 |
長島昭久 |
134p |
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【特別企画】 震災で“さらに強くなる”日本企業
東北の現場は「全国との絆」で復活する |
夏目幸明 |
140p |
メイド・イン・ジャパンの信頼は揺るがない |
川島蓉子 |
148p |
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“検察の正義”を問い直すために、今何が必要か 冤罪を防ぐための「検察憲章」私案 |
嶌 信彦 |
164p |
どうなる!? ビン・ラーディン殺害後の世界 テロ標的の筆頭となる日本 |
青山繁晴 |
170p |
[新連載] 新・原子力戦争 東電の最高幹部を直撃する! |
田原総一朗 |
196p |
時代を拓くコンセプト 「一円の大切さはずっと言い続けたい」 |
前澤友作/聞き手:藤沢久美 |
20p |
この著者に会いたい! 「自分を売り物にするのはこれで最後です」 |
中原昌也/聞き手:仲俣暁生 |
102p |
彦にゃんの憂国ついーと〈7〉 さらば拝金主義 |
島田雅彦 |
30p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈国内政治〉 世界の情報孤児になる日本 |
上杉 隆 |
34p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈経済財政〉 原発賠償の摩訶不思議 |
飯田泰之 |
36p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生活社会〉 東北復興債は「ばらまき上等」 |
山形浩生 |
38p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生命医療〉 惨事ストレス対策の徹底を |
最相葉月 |
40p |
世の流行にひとこと言わせて!〈16〉 “福島産”野菜でも大丈夫! |
さかもと未明 |
96p |
高井戸の蛙、世相を覗く〈30〉 気分を害した「首相のお辞儀」 |
江上 剛 |
100p |
海堂尊、医療最前線をゆく〈3〉 医療改革 |
海堂 尊 |
186p |
巻頭の言葉〈7〉 三十年事業で強いリーダーを |
冨山和彦 |
17p |
パナソニック、新興国制覇の闘い〈6〉 マレーシアに生きる幸之助の理念 |
財部誠一 |
208p |
新・日本建国論〈2〉 憲法の根拠は『日本書紀』にあり |
竹田恒泰 |
220p |
大宰相・原敬〈第55回〉 第二次西園寺内閣 |
福田和也 |
232p |
私日記〈第139回〉 疲労がことを解決する |
曽野綾子 |
240p |
平成始末〈第19回〉 国立大聖堂 |
山折哲雄 |
248p |
クールジャパン・次代の旗手〈19〉 [川内倫子] |
川島蓉子 |
5p |
語り継ぎたい「モノがたり」〈7〉 傘 |
村上陽一 |
8p |
「凛たる女性」の肖像〈7〉 SHIORI |
撮影/遠藤 宏 |
11p |
Killerフレーズ 時代を斬る!論点 |
1p |
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Voiceブックス 編集者の読書日記 |
108p |
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Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
192p |
|
Voiceステージ 編集者の観劇メモ |
193p |
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Voiceレター 読者の感想&意見 |
194p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。