雑誌
Voice 2011年8月号
今月号の読みどころ
東日本大震災から4カ月余り、この間、政治家たちは無能な菅首相を引き摺り下ろそうと、政局にうつつを抜かすばかり……。だが現在の日本には、東北の復興はもちろん、TPP参加の是非、中国との外交問題など、喫緊の政策課題がまさに山積している。そこで今月は、「日本再生への緊急直言」と題する緊急特集を組み、政治家たちに喝! を入れます。もう1本の特集は、「『反原発』原理主義の愚昧」。日本のエネルギー政策はいかにあるべきか、一時の感情に流されず、冷静に議論しました。今月号も、ご堪能ください。
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今月号の目次
【総力特集】 もう「政局」はうんざりだ! 日本再生への緊急直言
政治家よ、もう国益を損ねるな |
長谷川閑史/伊藤元重 |
46p |
宮城は独自の「復興特区」構想で甦る |
村井嘉浩 |
56p |
財務省の増税理論、これだけの嘘 |
高橋洋一 |
62p |
「TPP不参加で農業を守れる」は幻想だ |
浅川芳裕 |
70p |
東北復興にはグローバル化が欠かせない |
戸堂康之 |
76p |
南シナ海問題を仲介するメリット |
富坂 聰 |
84p |
「グッド・ガバナンス」をいかに実現するか |
山内昌之 |
90p |
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【特集】 「反原発」原理主義の愚昧
「町営原発(株)」設立のすゝめ |
日下公人 |
116p |
世界一の技術力と運営力をさらに磨け |
澤田哲生 |
126p |
原発の代替に「地熱発電」を活用せよ |
長山浩章 |
133p |
フクシマ問題は“原子力の危機”にあらず |
ジャック・アタリ/聞き手:大野和基 |
140p |
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匿名性に隠れたサイバー攻撃はもはや制御不能の時代に!? ハッカー集団「アノニマス」の脅威 |
名和利男 |
160p |
著者インタビュー 歴史の名著に学ぶ「国難と日本人」 |
岩間 弘 |
168p |
「トヨタ式」で甦る台湾の自転車産業 |
S・トリプコヴィッチ |
174p |
今世紀の人類の理想「快適化社会」をめざして 日本は「希望の制度」を輸出せよ |
原 丈人 |
150p |
時代を拓くコンセプト 「国際的に公平な条件で製造業が戦える環境整備を」 |
林田英治/聞き手:片山 修 |
24p |
この著者に会いたい! 「自分で読み返しても、単純に『いい話』なんです」 |
磯崎憲一郎/聞き手:仲俣暁生 |
106p |
彦にゃんの憂国ついーと〈8〉 実質的大空位時代 |
島田雅彦 |
32p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈国内政治〉 内部被曝とつき合う法 |
上杉 隆 |
36p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈経済財政〉 「2%+2%」で財政再建をめざせ |
飯田泰之 |
38p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生活社会〉 ビン・ラディン射殺でテロは減る |
山形浩生 |
40p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生命医療〉 土地の知恵を尊重した外部支援を |
最相葉月 |
42p |
世の流行にひとこと言わせて!〈17〉 夏は高級ホテルに行こう! |
さかもと未明 |
100p |
高井戸の蛙、世相を覗く〈31〉 東電は破綻させてこそ甦る |
江上 剛 |
104p |
海堂尊、医療最前線をゆく〈4〉 病院経営 |
海堂 尊 |
190p |
巻頭の言葉〈8〉 民主政に短気を起こすなかれ |
冨山和彦 |
21p |
パナソニック、新興国制覇の闘い〈最終回〉 勝機がみえたインド戦線 |
財部誠一 |
200p |
[新・原子力戦争]〈2〉 技術の破綻か、管理の手抜かりか |
田原総一朗 |
213p |
新・日本建国論〈3〉 神武天皇の否定は初歩的な誤り |
竹田恒泰 |
224p |
大宰相・原敬〈第56回〉 天皇崩御 |
福田和也 |
236p |
私日記〈第140回〉 或る輸送作戦 |
曽野綾子 |
244p |
平成始末〈第20回〉 横並びニヒリズム |
山折哲雄 |
252p |
クールジャパン・次代の旗手〈20〉 [丸若裕俊] |
川島蓉子 |
5p |
語り継ぎたい「モノがたり」〈8〉 ハンカチーフ |
村上陽一 |
10p |
「凛たる女性」の肖像〈8〉 金子広美 |
撮影/遠藤 宏 |
13p |
Killerフレーズ 時代を斬る!論点 |
1p |
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Voiceブックス 編集者の読書日記 |
112p |
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Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
196p |
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Voiceステージ 編集者の観劇メモ |
197p |
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Voiceレター 読者の感想&意見 |
198p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。