Voice
発売日
2011年11月10日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2011年12月号

今月号の読みどころ

かつてこの国では何度も、「空洞化」の危機が語られてきました。しかし未曾有の円高をはじめとする“六重苦”が製造業を直撃するなか、輸出立国というモデル自体が岐路に立たされています。日本経済にいま、どのような地殻変動が起きているのか。打ち出すべき政策は――。その先にある日本の新たな“勝利の方程式”とは――。「『超・空洞化』で激変する日本」と題する総力特集で、深堀りします。もう1本の特集は、「『とにかく増税』論の愚昧」。復興を錦の御旗に増税に突き進む野田政権ですが、果たして日本に残された選択肢は一つだけなのか、多角的に議論しました。今月号も、読みどころ満載です!
公式サイト

今月号の目次

【総力特集】 「超・空洞化」で激変する日本
国内生産百万台は死守する
志賀俊之/[取材・構成]財部誠一
44p
官民連携で海外市場を取りにいけ
朝倉陽保/冨山和彦
54p
野田政権に円高対策はできない
佐藤ゆかり
64p
海外展開に挑む町工場の気概
片山 修
74p
「日本人の生活」を中国で売る時代
大山健太郎
82p
電力供給は東京都が責任をもつ
猪瀬直樹
90p



“死”を基点にして人生を考えよ
「災後の時代」の哲学論
佐伯啓思/長谷川三千子
142p



【特集】 「とにかく増税」論の愚昧
徹底討論! 復興増税の大問題
若田部昌澄/土居丈朗/飯田泰之
108p
官僚の人件費に消えかねない
古賀茂明
120p
「貯蓄税」で休眠資金を動かせ
白川浩道
124p
まず納税者番号制度の導入を
森信茂樹
128p
年金支給額はいますぐ引き下げよ
城 繁幸
132p
「財政危機」はそもそも虚構だ
菊池英博
135p
「ジョブズ後の世界」をつくる覚悟
夏野 剛
153p
J-POPがアジア市場を制す法
間宮書子
162p
“女性の時代”にもの申す!
「いまこそ男性雇用」のすゝめ
長田貴仁
168p
新・原子力戦争〈終〉
細野豪志・原発事故担当相を直撃する!
田原総一朗
224p
時代を拓くコンセプト
「青白い炎のもつダイナミズムをなんとか書きたいんです」
川上未映子/聞き手:仲俣暁生
24p
この著者に会いたい!
「いまっぽい言い方でいうと、『キャラづけ』されたくないんです」
しまおまほ/聞き手:仲俣暁生
96p
彦にゃんの憂国ついーと〈12〉
さらばカダフィ
島田雅彦
34p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生活社会〉
日本の技術指導が失敗する理由
山形浩生
38p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈科学医療〉
平時から惨事ストレス予防研修を
最相葉月
40p
世の流行にひとこと言わせて!〈21〉
日本人に英語って必要?
さかもと未明
102p
海堂尊、医療最前線をゆく〈8〉
白内障治療
海堂 尊
175p
高井戸の蛙、世相を覗く〈終〉
野田首相の「孫子の兵法」
江上 剛
190p
巻頭の言葉〈終〉
すべては子供たちの時代のために
冨山和彦
21p
ジャーナリスト休業宣言〈4〉
鉢呂氏「失言」は虚報だった
上杉 隆
192p
仲代達矢が語る「昭和映画史」〈4〉
五社監督と情念の役者たち
春日太一
214p
大宰相・原敬〈第60回〉
対華二十一ケ条
福田和也
236p
私日記〈第144回〉
二十七年目の人生
曽野綾子
244p
平成始末〈第24回〉
「非暴力」の問題点
山折哲雄
252p
クールジャパン・次代の旗手〈24〉
[KEIKO+MANABU]
川島蓉子
7p
語り継ぎたい「モノがたり」〈12〉
ブーツ
村上陽一
10p
「凛たる女性」の肖像〈12〉
清川あさみ
撮影/遠藤 宏
15p
Killerフレーズ
時代を斬る!論点

1p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

202p
Voiceステージ
編集者の観劇メモ

203p
Voiceブックス
編集者の読書日記

204p
Voiceレター
読者の感想&意見

206p
二〇一一年・目次一覧

208p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。