雑誌
Voice 2012年1月号
今月号の読みどころ
東日本大震災、歴史的円高、世界的金融危機……わが国にとって、2011年は受難の年でした。しかし、誰しも経験していない未知の領域で悪戦苦闘するなか、混迷の先にある新時代の価値観を真っ先に打ち出せる国、それが日本なのかもしれません。いまこそ「課題先進国」から「課題“解決”先進国」へ――今月は「課題先進国・日本に世界が学ぶ時代」と題し、経営、金融、社会、情報、教育、復興の6分野を核に、そのストーリーを語る総力特集です。もう1本の特集は、「『大阪維新』の真価を問う」。橋下改革の先にこの国の“新しいかたち”はあるのか、徹底議論しました。今月も、知的議論をご堪能ください。
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今月号の目次
【総力特集】課題先進国 日本に世界が学ぶ時代
「グリーン」と「シルバー」で世界を導け |
小宮山 宏 |
50p |
燃えるような「向学心」が爆発する日は近い |
茂木健一郎 |
60p |
「尖った会社」に凝縮された日本の強み |
楠木 建 |
65p |
“世界経済を救える”邦銀の侮れない実力 |
倉都康行 |
70p |
デジタル社会と日本文化の相性は抜群だ |
猪子寿之 |
75p |
介護保険制度は超高齢社会の救世主 |
上野千鶴子 |
80p |
成長産業の「モデル地区」宮城の可能性 |
村井嘉浩 |
85p |
野田総理よ、常在戦場の覚悟を貫け |
中曽根康弘 |
90p |
「TPP参加」賛成派からの警告 |
長谷川幸洋 |
146p |
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【特集】「大阪維新」の真価を問う
“橋下改革”こそ日本の救い |
堺屋太一 |
112p |
浪速の「ヤンキー好き」はいつまで続くか |
斎藤 環 |
128p |
いまこそ都道府県の枠組みを考え直せ |
中田 宏 |
120p |
野田総理と松下幸之助、知られざる秘話 |
金子一也 |
199p |
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東日本大震災の経験は活かされたか タイ洪水、日本企業かく戦えり |
夏目幸明 |
160p |
日本のエネルギー戦略へ向けたグランドデザイン アジア大洋州電力網を構築せよ |
増田寛也 |
154p |
司法制度改革の「後退」を許すな |
横田由美子 |
192p |
発表!第二十回山本七平賞 |
加藤康男 |
176p |
座談会 震災後、結婚観はどう変わったか |
香山リカ/白河桃子/飯田泰之 |
166p |
独占手記 オリンパス問題の真実 |
M・ウッドフォード |
138p |
時代を拓くコンセプト 「日本のビジネスマンには教養が足りない」 |
丸谷才一/聞き手:尾崎真理子 |
26p |
この著者に会いたい! 「日本の『閉塞感』がフィリピンに人を押し出すんです」 |
水谷竹秀 |
100p |
彦にゃんの憂国ついーと〈13〉 世界共和国 |
島田雅彦 |
36p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈国内政治〉 政治論壇の刷新に必要なこと |
菅原 琢 |
40p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生活社会〉 オウム事件に「なぜ」はいらない |
山形浩生 |
42p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈科学医療〉 訪問看護を地域再生の原動力に |
最相葉月 |
44p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈スポーツ〉 エールに「国境」はない |
杉山茂樹 |
46p |
世の流行にひとこと言わせて!〈22〉 親孝行って難しい |
さかもと未明 |
106p |
海堂尊、医療最前線をゆく〈9〉 生殖医療 |
海堂 尊 |
212p |
巻頭の言葉〈新〉 TPPに国民が向き合う補助線 |
橋爪大三郎 |
23p |
ジャーナリスト休業宣言〈終〉 自由報道協会の役割 |
上杉 隆 |
218p |
仲代達矢が語る「昭和映画史」〈5〉 「仏の喜八」と過ごした日々 |
春日太一 |
228p |
大宰相・原敬〈第61回〉 大嘗祭 |
福田和也 |
238p |
私日記〈第145回〉 オーバーの記憶 |
曽野綾子 |
246p |
平成始末〈第25回〉 福島原発行動隊 |
山折哲雄 |
254p |
クールジャパン・次代の旗手〈25〉 [福光松太郎] |
川島蓉子 |
7p |
語り継ぎたい「モノがたり」〈13〉 マフラー |
村上陽一 |
10p |
「凛たる女性」の肖像〈13〉 紺野美沙子 |
撮影/遠藤 宏 |
13p |
Killerフレーズ 時代を斬る!論点 |
1p |
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Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
136p |
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Voiceステージ 編集者の観劇メモ |
137p |
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Voiceブックス 編集者の読書日記 |
208p |
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Voiceレター 読者の感想&意見 |
210p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。