Voice
発売日
2012年5月10日
税込価格
713円
(本体価格648円)
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Voice 2012年6月号

今月号の読みどころ

今月の総力特集は、「日本経済の大復活が始まる」。悲観論一色だった日本マーケットにも、ここにきてようやく、明るい兆しが訪れつつあります。株価、為替、国内消費……はたしてこの先、流れはどちらに向かうのか。震災から1年が経過した日本経済を総点検しながら、大復活のチャンスを確実につかみ取る方法を、経営者や気鋭の評論家に徹底議論してもらいました。なかでも、ユニクロの柳井正氏の論考は必読。その指摘は鋭く、耳に痛いばかりです。もう1本の特集は、「戦争に向かう東アジア」。核実験に突き進む北朝鮮をはじめ、この地域の不安定化リスクは、否応なしに高まっています。今月号も、エキサイティングな知的議論をご堪能ください。
公式サイト

今月号の目次

【総力特集】日本経済の大復活が始まる
グローバル競争の現実をまず直視せよ
柳井 正
46p



10大提言
<日本株>新たな個人投資家が株価を牽引
澤上篤人
56p
10大提言
<為替>1ドル=108円で企業は甦る
ロバート・フェルドマン
60p
10大提言
<財政出動>巨大地震に備え「国土強靭化」投資を
藤井 聡
64p
10大提言
<米国経済>QE3の発動が日銀の背中を押す
武者陵司
68p
10大提言
<新興国>ヤマダ電機の“南京”進出に学べ
財部誠一
72p
10大提言
<製造業>世界の「巨艦主義」と一線を画せ
遠藤 功
76p
10大提言
<企業論>雇用を生む「若い会社」を支援せよ
堀 義人
80p
10大提言
<国内消費>回復のカギは「フリー」と「共感」
小林弘人
84p
10大提言
<女性活用>「働けば働くほど儲かる」は幻想だ
勝間和代
88p
10大提言
<デフレ論>インフレ政策こそ景気を悪化させる
増田悦佐
92p
<新連載>
「バブルを知らない世代」の幸福論
ゲスト:荻上チキ/田原総一朗
194p



【特集】戦争へ向かう東アジア
金正恩の暴走は米中の手に負えない
春名幹男/五味洋治/富坂 聰
108p
ありがとうアメリカ、さようならアメリカ
西尾幹二
120p
尖閣問題をいかに乗り越えるか
唐家セン
130p
社長復活――ぼくが会社を興した理由
板倉雄一郎
187p
「福島と生きる」女性たちの肖像
倉持響子
166p
「原発の安全対策」最前線をゆく
夏目幸明
158p
「六十五歳定年時代」を生き抜く法
桐山秀樹
172p
母の遺産と日本の遺産
水村美苗
137p
「宇宙旅行」の話を本気でしよう
五代富文/稲谷芳文/中野不二男
146p



時代を拓くコンセプト
「みんなにゴールがあり、みんなが勝者になれるのがマラソンです」
高橋尚子/聞き手:五十川晶子
22p
この著者に会いたい!
「日本人にとっての『国』とは、まだネーションではないんです」
西村 健/聞き手:仲俣暁生
96p
彦にゃんの憂国ついーと〈18〉
リバイアサンと戦え
島田雅彦
32p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈国内政治〉
民主党の不協和音の背景
菅原 琢
36p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生活社会〉
途上国発のイノベーションは道半ば
山形浩生
38p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈科学医療〉
外遊びのできない福島の子供たち
最相葉月
40p
「ニッポン新潮流」を斬る!〈スポーツ〉
きちんと怒れない国内メディア
杉山茂樹
42p
世の流行にひとこと言わせて!〈27〉
意外と多い「男性不妊症」
さかもと未明
102p
海堂尊、医療最前線をゆく〈14〉
医療安全
海堂 尊
216p
巻頭の言葉〈6〉
薄熙来失脚は中国最大の危機
橋爪大三郎
19p
“複雑系”IT戦略論〈4〉
これからのリーダー条件
夏野 剛
206p
オックスフォード留学記〈第3回〉
授業のこと
彬子女王
228p
大宰相・原敬〈第66回〉
初の議会
福田和也
234p
私日記〈第150回〉
「ウナ・セラ・ディ・トウキョウ」
曽野綾子
242p
平成始末〈第30回〉
集団暴走説
山折哲雄
250p
クールジャパン・次代の旗手〈30〉
[中村竜治]
川島蓉子
7p
語り継ぎたい「モノがたり」〈18〉
ジーンズ
村上陽一
10p
「凛たる女性」の肖像〈18〉
福井利佐
撮影/遠藤 宏
13p
Killerフレーズ
時代を斬る!論点

1p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

222p
Voiceステージ
編集者の観劇メモ

223p
Voiceブックス
編集者の読書日記

224p
Voiceレター
読者の感想&意見

226p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。