Voice
発売日
2017年2月10日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2017年3月号

今月号の読みどころ

総力特集は「米中対決」。アメリカのトランプ大統領は2017年1月、国際法を無視した中国の南シナ海における人工島建設・領有を「阻止する」と吠えた。米中互いに一歩も引かないとすれば、この地域で軍事衝突が起こる可能性がある。はたしてトランプ大統領の強硬姿勢は本気なのか。佐伯啓思先生がグローバリズムの観点から、矢板明夫先生が政権の動静から、アメリカと中国の行方を論じる。さらに福島香織先生が台湾海峡危機の再来を懸念し、北村淳先生が軍事衝突の可能性を大胆予測。特集は「韓国よ、どこへ行く?」。2015年の日韓合意を溝に捨てるかのような慰安婦像の放置を行なう国に、展望はあるのだろうか。屋山太郎先生、長谷川慶太郎先生、渡邉哲也先生が事態の本質を鋭く指摘する。巻頭インタビューは憂国の数学者・藤原正彦先生による「読書絶対論」。「本を読まない日本人」の末路に警鐘を鳴らす。
公式サイト

今月号の目次

巻頭インタビュー
読書こそ国防である
藤原正彦
18p
総力特集:米中対決
ジャパン・ファーストの時代
佐伯啓思
44p
台湾海峡危機の再来
福島香織
52p
トランプ劇場に振り回される中国
矢板明夫
60p
南シナ海ではアメリカが劣勢
北村 淳
68p



トランプ対ハリウッド
村田晃嗣
114p
特集:韓国よ、どこへ行く?
安倍首相にはじき飛ばされる韓国
屋山太郎
78p
朝鮮半島を襲う米中の揺さぶり
長谷川慶太郎
86p
「蝙蝠外交」がもたらす経済損失
渡邉哲也
94p



「ヤルタ密約」英国の疑念
岡部 伸
122p
今、和歌に表現される両陛下の〈ご思想〉
秦 澄美枝
130p
「ウナギ味のナマズ」「におわないブリ」で世界市場へ
養殖水産業こそ地方創生の要だ
有路昌彦/[取材・構成]山下柚実
138p
日本経済に吹く歴史的追い風
武者陵司
146p
第十二回 日本貿易会賞 懸賞論文結果発表

162p
たばこと生きる力
畑 正憲
193p
特別対談
「人間企業」が起こす奇跡
野中郁次郎&田村 潤
102p
プリンス〈第9回〉
第二章 暗殺 3
真山 仁
209p
ニッポンの匠〈第2回〉
江戸切子
早坂 隆
184p
戦前の昭和天皇と皇室の真実Ⅵ
水間政憲
200p
オープンガバナンスの時代へ
宇野重規
154p
伝統精神の正しい復興を
松下幸之助
239p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
ワシントンの泥を浚え
渡辺惣樹
36p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
トランプ政権誕生の意義
三浦瑠麗
38p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
原発被災地の医療危機が示したもの
開沼 博
40p
西南、南西、テレビ風 5
香港で覚えたモヤモヤ感
結城豊弘
42p
著者に聞く
『あなたの一日が世界を変える』
くすのきしげのり
171p
しぶといやつ〈第14回〉
第四章 苦尽甘来 2
幸田真音
220p
覚醒するクラシック〈第45回〉
ディアベリ変奏曲
百田尚樹
229p
巻頭言〈第27回〉
世間に合わせる
養老孟司
15p
私日記〈第206回〉
真っ直ぐに歩くと、海に落ちる
曽野綾子
28p
友(アート)を訪ねて〈36〉
入江泰吉
文/原田マハ
6p
凛たる女性〈75〉
壇蜜
撮影/遠藤 宏
9p
時代を斬る!論点
Keyフレーズ

1p
編集者の読書日記
Voiceブックス

234p
編集者の映画三昧
Voiceシネマ

235p
読者の感想&意見
Voiceレター

236p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。