Voice
発売日
2018年1月10日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2018年2月号

今月号の読みどころ

「戦略的思考の基本は歴史の普遍的な理解」(宮家邦彦先生「巻頭言」より)にある、という。明治維新から150年、東アジアに国難を抱える日本が参照すべき歴史とは何か。わが国きっての碩学・磯田道史先生と京都市長・門川大作先生の対談を皮切りに、森田吉彦先生、日下公人先生、中西輝政先生、渡辺惣樹先生が「歴史に学ぶ日本の危機突破法」を述べる。特集は「どうした?アメリカ」。エルサレム首都承認、ロシア疑惑など不可解なニュースが相次ぐトランプ政権の内実、変調を来しはじめたアメリカ・リベラル社会の実像に迫る。さらに目玉企画は、プロテニスプレーヤー・錦織圭選手の新春対談。ジュニア時代から彼を支えてきた盛田正明・ソニー元副社長とともに、世界のトップに立つ厳しさ、テニスの醍醐味を語っていただく。 
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今月号の目次

新春対談
世界基準の戦い方
盛田正明&錦織 圭
18p
総力特集:歴史に学ぶ 日本の危機突破法
教育の力を信じた明治人の志
門川大作/磯田道史
44p
西郷隆盛が求めた「正道」
森田吉彦
54p
帝国主義の復活を阻止する使命
日下公人
62p
日本を戦争に巻き込んだ「ワル」は誰か
中西輝政/渡辺惣樹
70p



日中避戦を貫いた陸軍大将
岩井秀一郎
84p
特集:どうした?アメリカ
「リベラル」先進国の矛盾
ケント・ギルバート
92p
地獄のエルサレム首都承認
丸谷元人
100p
ロシア疑惑の主犯は民主党だった
古森義久
108p
日米同盟の離反に注意せよ
リチャード・J・サミュエルズ
124p



サンフランシスコ市にいいたいこと
吉村洋文
122p
歴史発掘 対日断交ドミノとスイスの選択
加藤聖文
132p
「ホワイト・ワーキング・クラス」の怒り
ジョーン・C・ウィリアムズ
140p
民主主義の生産性を高めよ
竹中平蔵/ムーギー・キム
148p
新連載 ヤバイ!働き方
橘 玲
156p
パラアスリートの肖像(6)
全盲のレジェンド 後編
山田清機
184p
プリンス〈第20回〉
第四章 出馬(5)
真山 仁
212p
日本構想フォーラム AIが変える食文化
松尾 豊
194p
「信頼社会」が人を育てる
牛尾治朗/宇野重規
164p
緊急条項は3.11に学べ
鈴木庸夫
203p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
ドル札に女性肖像画計画
渡辺惣樹
36p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
パレスチナ問題の現実
三浦瑠麗
38p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
公害2・0
開沼 博
40p
西南、南西、テレビ風(16)
甦る山中鹿介の魂
結城豊弘
42p
著者に聞く
『宗教国家アメリカのふしぎな論理』
森本あんり
237p
しぶといやつ〈第25回〉
第七章 飛花落葉(1)
幸田真音
222p
覚醒するクラシック〈最終回〉
四つの最後の歌
百田尚樹
232p
巻頭言〈第2回〉
2018年版「戦略的思考とは何か」
宮家邦彦
15p
私日記〈第217回〉
「死」は一人のもの
曽野綾子
28p
文明之虚説〈第2回〉
「則天」を忘れまい
渡辺利夫
246p
友(アート)を訪ねて〈47〉
名渡山愛順
文/原田マハ
7p
凛たる女性〈86〉
金山尚子
撮影/遠藤 宏
9p
Keyフレーズ
時代を斬る!論点

1p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。