雑誌
Voice 2018年2月号
今月号の読みどころ
「戦略的思考の基本は歴史の普遍的な理解」(宮家邦彦先生「巻頭言」より)にある、という。明治維新から150年、東アジアに国難を抱える日本が参照すべき歴史とは何か。わが国きっての碩学・磯田道史先生と京都市長・門川大作先生の対談を皮切りに、森田吉彦先生、日下公人先生、中西輝政先生、渡辺惣樹先生が「歴史に学ぶ日本の危機突破法」を述べる。特集は「どうした?アメリカ」。エルサレム首都承認、ロシア疑惑など不可解なニュースが相次ぐトランプ政権の内実、変調を来しはじめたアメリカ・リベラル社会の実像に迫る。さらに目玉企画は、プロテニスプレーヤー・錦織圭選手の新春対談。ジュニア時代から彼を支えてきた盛田正明・ソニー元副社長とともに、世界のトップに立つ厳しさ、テニスの醍醐味を語っていただく。
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今月号の目次
新春対談 世界基準の戦い方 |
盛田正明&錦織 圭 |
18p |
総力特集:歴史に学ぶ 日本の危機突破法
教育の力を信じた明治人の志 |
門川大作/磯田道史 |
44p |
西郷隆盛が求めた「正道」 |
森田吉彦 |
54p |
帝国主義の復活を阻止する使命 |
日下公人 |
62p |
日本を戦争に巻き込んだ「ワル」は誰か |
中西輝政/渡辺惣樹 |
70p |
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日中避戦を貫いた陸軍大将 |
岩井秀一郎 |
84p |
特集:どうした?アメリカ
「リベラル」先進国の矛盾 |
ケント・ギルバート |
92p |
地獄のエルサレム首都承認 |
丸谷元人 |
100p |
ロシア疑惑の主犯は民主党だった |
古森義久 |
108p |
日米同盟の離反に注意せよ |
リチャード・J・サミュエルズ |
124p |
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サンフランシスコ市にいいたいこと |
吉村洋文 |
122p |
歴史発掘 対日断交ドミノとスイスの選択 |
加藤聖文 |
132p |
「ホワイト・ワーキング・クラス」の怒り |
ジョーン・C・ウィリアムズ |
140p |
民主主義の生産性を高めよ |
竹中平蔵/ムーギー・キム |
148p |
新連載 ヤバイ!働き方 |
橘 玲 |
156p |
パラアスリートの肖像(6) 全盲のレジェンド 後編 |
山田清機 |
184p |
プリンス〈第20回〉 第四章 出馬(5) |
真山 仁 |
212p |
日本構想フォーラム AIが変える食文化 |
松尾 豊 |
194p |
「信頼社会」が人を育てる |
牛尾治朗/宇野重規 |
164p |
緊急条項は3.11に学べ |
鈴木庸夫 |
203p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 ドル札に女性肖像画計画 |
渡辺惣樹 |
36p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 パレスチナ問題の現実 |
三浦瑠麗 |
38p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 公害2・0 |
開沼 博 |
40p |
西南、南西、テレビ風(16) 甦る山中鹿介の魂 |
結城豊弘 |
42p |
著者に聞く 『宗教国家アメリカのふしぎな論理』 |
森本あんり |
237p |
しぶといやつ〈第25回〉 第七章 飛花落葉(1) |
幸田真音 |
222p |
覚醒するクラシック〈最終回〉 四つの最後の歌 |
百田尚樹 |
232p |
巻頭言〈第2回〉 2018年版「戦略的思考とは何か」 |
宮家邦彦 |
15p |
私日記〈第217回〉 「死」は一人のもの |
曽野綾子 |
28p |
文明之虚説〈第2回〉 「則天」を忘れまい |
渡辺利夫 |
246p |
友(アート)を訪ねて〈47〉 名渡山愛順 |
文/原田マハ |
7p |
凛たる女性〈86〉 金山尚子 |
撮影/遠藤 宏 |
9p |
Keyフレーズ 時代を斬る!論点 |
1p |
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Voiceブックス 編集者の読書日記 |
242p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
243p |
|
Voiceレター 読者の感想&意見 |
244p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。