雑誌
Voice 2019年5月号
今月号の読みどころ
新元号「令和」も発表されて、新時代が間近に迫っている。ポスト平成の日本の将来像に関しては、さまざまな角度から議論されているが、そのなかでも「国体を護持できるか」が重要な論点のひとつであることは間違いない。天皇と国民、天皇と民主主義はいかなる関係を保ち得るか。片山杜秀、苅部直、井上寿一、君塚直隆、江崎道朗の5氏に論考いただいた。「戦争に負けてもいないのに国体を守れなかったとすれば、それこそ子孫に合わせる顔がない」という片山氏の言葉がもつ意味は大きい。
巻頭は、世界的投資家であるジム・ロジャーズ氏とお笑い芸人にして実業家である中田敦彦氏の異色対談。特集は過熱する「米中デジタル戦争」。
巻頭は、世界的投資家であるジム・ロジャーズ氏とお笑い芸人にして実業家である中田敦彦氏の異色対談。特集は過熱する「米中デジタル戦争」。
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今月号の目次
総力特集:天皇と日本人の未来
いまこそ「国体護持」を叫ぶとき |
片山杜秀 |
48p |
「象徴」はどこへゆくのか |
苅部 直 |
57p |
天皇制の未来を歴史に問う |
井上寿一 |
64p |
新時代に問われる「開かれた皇室」 |
君塚直隆 |
72p |
内閣法制局が歪めた宮中祭祀 |
江崎道朗 |
80p |
特別対談
投資とは自分を知ること |
ジム・ロジャーズ&中田敦彦 |
20p |
特集:米中デジタル戦争
GAFA対中国メガテック |
田中道昭 |
90p |
ファイブアイズ諸国と連携せよ |
小谷 賢 |
98p |
テクノ地政学から見る新冷戦 |
角南 篤 |
106p |
ネットは権威主義国を転覆させるか |
ジェイミー・バートレット |
114p |
連載 ほか
特別インタビュー 「笑顔の野球」で優勝を勝ち取る |
矢野燿大 |
124p |
「二つの移民」の物語 |
水島治郎 |
132p |
ピント外れのバイオセキュリティ論争 |
村中璃子 |
140p |
孔子は儒教の創始者ではない |
石 平 |
148p |
ポピュリズムという抵抗 |
ヴォルフガング・シュトレーク |
156p |
新時代ビジョン研究会 株主重視と社員重視のあいだ |
三品和広 |
166p |
堺屋太一さんを偲ぶ |
石井威望 |
198p |
パラアスリートの肖像21 レガシー 前編 |
山田清機 |
186p |
プリンス〈第35回〉 第八章 決着(1) |
真山 仁 |
218p |
なぜ、シリコンバレーで働くのか(上) |
酒井 潤 |
230p |
中国の朝鮮族自治区で行なった大学生の意識調査 |
岡本幸治 |
202p |
反日韓国には明治天皇の大御心で |
拳骨拓史 |
210p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 ハーバート・フーバーを貶めた男 |
渡辺惣樹 |
38p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 EU離脱で英国が払うツケ |
三浦瑠麗 |
40p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 ラストワンマイルという課題 |
開沼 博 |
42p |
ニッポン新潮流〈日本文化〉 デジタル化が招いた「平均化」 |
舘鼻則孝 |
44p |
西南、南西、テレビ風31 外国人観光客の教育を |
結城豊弘 |
46p |
著者に聞く 『宝島』 |
真藤順丈 |
240p |
巻頭言〈第17回〉 米国版「一国二制度」 |
宮家邦彦 |
17p |
私日記〈第232回〉 アラビアで左折 |
曽野綾子 |
30p |
文明之虚説〈第17回〉 日台交流基本法を |
渡辺利夫 |
248p |
台湾に生き続ける日本〈10〉 日本軍人と女医を祀る廟 |
写真・文/片倉佳史 |
1p |
土木を撮る〈13〉 三国港 エッセル堤 |
写真・文/西山芳一 |
8p |
凛たる女性〈101〉 市川華菜 |
撮影/遠藤 宏 |
13p |
編集者の読書日記 Voiceブックス |
244p |
|
編集者の映画三昧 Voiceシネマ |
245p |
|
読者の感想&意見 Voiceレター |
246p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。