雑誌
Voice 2020年4月号
今月号の読みどころ
新型コロナウイルスが猛威を振るっている。もはや経済や政治にも甚大な影響を及ぼしているが、グローバル化する世界ではいかなるリスクが突如として襲ってくるかは分からない。そんな「危機の時代」において、日本はいかなる戦略を立てるべきか、7つの分野から読み解く。「企業は危機をウェイクアップコールにする気概をもて」と語る伊藤元重氏と、「いまこそ世界的課題で連携すべきとき」と強調する田中明彦氏の二大巻頭論稿は必読。特別企画は「10年目の3.11」。佐藤仁・南三陸町長にもご登場いただいた。巻頭インタビューでは渡辺謙氏が映画「Fukushima 50」に込めた想いを語るほか、今号より佐藤優氏と岡部伸氏の新連載「賢慮の世界史」がスタート。
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今月号の目次
総力特集:日本の生存戦略
危機をバネに覚醒する企業 |
伊藤元重 |
42p |
グローバルイシューで連携を |
田中明彦 |
52p |
6Gで世界を先導せよ |
藤原 洋 |
60p |
大学改革は「自由」の奪回から |
吉見俊哉 |
68p |
「クールダウン・ジャパン」からの脱却 |
佐藤卓己 |
76p |
新型コロナ蔓延、WHOの無策 |
村中璃子 |
84p |
ポピュリズムに打ち克てるか |
松井孝治 |
94p |
特別企画:10年目の3・11
転換期に意識すべき「三つのポイント」 |
開沼 博 |
102p |
「シングル・イシュー」の政治を超えて |
與那覇潤 |
109p |
「防災省」を創設せよ |
佐藤 仁 |
116p |
巻頭インタビュー
日本人は震災を「検証」しているか |
渡辺 謙 |
18p |
連載 ほか
デジタルチャイナは幸福か |
高口康太&西谷格 |
124p |
トランプ再選は「確実」ではない |
渡瀬裕哉 |
134p |
科学技術立国復活への正念場 |
児玉 博 |
141p |
「神」を僭称するテクノ・リバタリアン |
メレディス・ブルサード |
148p |
新時代ビジョン研究会 ディープラーニングの実装 |
長谷川順一 |
156p |
世界のタイムラインをつくる |
堀 潤 |
228p |
『パラサイト』アカデミー賞の衝撃 |
伊藤弘了 |
236p |
巻頭インタビュー 日本人は震災を「検証」しているか |
渡辺 謙 |
18p |
新連載・賢慮の世界史 北方領土交渉の危機 |
佐藤 優&岡部 伸 |
184p |
新連載・中国vs.世界 〈エチオピア〉WHO事務局長「忖度」の背景 |
安田峰俊 |
194p |
鏡の中のアメリカ〈5〉 移民について――十七年ぶりの再会 |
先崎彰容 |
166p |
『反日種族主義』の陥穽 |
宇山卓栄 |
202p |
現実的なエネルギー政策の議論を |
有馬 純 |
210p |
自動運転の「不都合な真実」 |
サミュエル・シュウォルツ |
218p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 報道写真の嘘 |
渡辺惣樹 |
34p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 「コロナ危機」で団結する中国 |
三浦瑠麗 |
36p |
ニッポン新潮流〈日本文化〉 現代アートが増やす「物差し」 |
舘鼻則孝 |
38p |
西南、南西、テレビ風〈42〉 現場主義の実践 |
結城豊弘 |
40p |
巻頭言〈第28回〉 畳の上で死んだアラファト議長 |
宮家邦彦 |
15p |
私日記〈第243回〉 できないことだらけ |
曽野綾子 |
26p |
文明之虚説〈第28回〉 「人類モ亦生物ノ一ナリ」 |
渡辺利夫 |
246p |
東京の聖地〈9〉 市ヶ谷記念館 |
写真・文/岡本亮輔 |
1p |
土木を撮る〈24〉 金を中心とする佐渡鉱山の遺跡群 |
写真・文/西山芳一 |
8p |
令和の撫子〈11〉 令和の撫子〈11〉 |
島崎 薫 |
11p |
Voiceブックス 編集者の読書日記 |
242p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
243p |
|
Voiceレター 読者の感想&意見 |
244p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。