雑誌
Voice 2020年8月号
今月号の読みどころ
新型コロナウイルスが世界を襲い、注目を集めたのが「リーダー」の在り方ではないか。日本においては安倍晋三首相や、吉村洋文大阪府知事をはじめとした地方自治体の首長、海外に目を向ければメルケル独首相やクオモ・ニューヨーク州知事などのリーダーシップの是非が語られた。世界が新型コロナを短期間で克服できないのは明らかで、私たちは新常態=ニューノーマルの時代をいかに生きるかが試されている。
本特集では、これからの時代に求められるリーダー像とリーダーシップの在り方を多角的に論じた。山内昌之氏は徳川家康を例に挙げて「危機の指導者」の要諦を説き、冨山和彦氏は「嵐が過ぎ去るのを待つ経営者は愚の骨頂」と喝破する。
特別企画は「『第二波』と戦う構想力」。とくに東京都内の感染者数が増加するいま、私たちは「第二波」にいかに向き合い、来る試練を乗り越えるべきか。そのほかの企画では、Zホールディングス社長/ヤフー社長の川邊健太郎氏が「コロナ禍とデジタル」について語り、BLM運動で揺れる米国を世界的経済学者であるダロン・アセモグル氏が分析する。
本特集では、これからの時代に求められるリーダー像とリーダーシップの在り方を多角的に論じた。山内昌之氏は徳川家康を例に挙げて「危機の指導者」の要諦を説き、冨山和彦氏は「嵐が過ぎ去るのを待つ経営者は愚の骨頂」と喝破する。
特別企画は「『第二波』と戦う構想力」。とくに東京都内の感染者数が増加するいま、私たちは「第二波」にいかに向き合い、来る試練を乗り越えるべきか。そのほかの企画では、Zホールディングス社長/ヤフー社長の川邊健太郎氏が「コロナ禍とデジタル」について語り、BLM運動で揺れる米国を世界的経済学者であるダロン・アセモグル氏が分析する。
公式サイト |
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今月号の目次
総力特集:「新常態」を制すリーダーの条件
恐怖に克つ「危機の指導者」の要諦 |
山内昌之 |
40p |
トランプは米国分断の「拡大鏡」 |
村田晃嗣 |
50p |
強い国会が「令和デモクラシー」の鍵 |
清水真人 |
58p |
政治における委任とリーダーシップ |
河野 勝 |
66p |
民主社会の正統性が問われている |
森本あんり |
74p |
昭和を破壊できない経営者は去れ |
冨山和彦 |
82p |
リーダー不在の世界に起きる変化 |
イアン・ブレマー |
90p |
巻頭インタビュー
自由な社会とデジタルの未来 |
川邊健太郎 |
16p |
特別企画:「第二波」と戦う構想力
日本型「ハンマーとダンス」の構築を |
國井 修 |
100p |
「思考の距離戦略」としてのゾンビ考 |
谷口功一 |
108p |
コロナとの闘い、自殺対策を急げ |
河西千秋 |
115p |
理系の限界、人文系の沈黙 |
與那覇潤 |
122p |
連載 ほか
新時代ビジョン研究会 謎の国・日本を言語化せよ |
大屋雄裕 |
130p |
教育国際化の最適解は九月入学か |
中室牧子 |
142p |
やはり絵空事だった南北朝鮮融和 |
牧野愛博 |
149p |
コロナ後、日本はデジタル資本主義の強者たれ! |
竹中平蔵 |
156p |
人は病に勝てる――『大奥』に込めた希望 |
よしながふみ |
206p |
アメリカの深い闇 |
ダロン・アセモグル |
164p |
賢慮の世界史〈5〉 インターナショナリゼーションの時代 |
佐藤 優&岡部 伸 |
182p |
中国vs.世界〈5〉〈オーストラリア〉 「諍友」が許してしまった介入 |
安田峰俊 |
192p |
「社外取締役」から考える日本企業の未来〈3〉 社外取締役に求められる資質 |
古田英明 |
200p |
教養としての映画〈3〉 古典的名作から学ぶ鑑賞法 |
伊藤弘了 |
222p |
いじめは進化における自然淘汰なのか |
デイヴィッド・S・ウィルソン |
214p |
令和の事業家 「苦しみ」は感動のための準備 |
溝口勇児 |
230p |
著者に聞く ジョブズを変えた禅僧の生き様 |
柳田由紀子 |
234p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 第一次大戦と米国の反ドイツ感情 |
渡辺惣樹 |
30p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 なぜBLM運動が広がったか |
三浦瑠麗 |
32p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 災禍は終わらない |
開沼 博 |
34p |
ニッポン新潮流〈日本文化〉 疫病と「おもてなし」精神 |
舘鼻則孝 |
36p |
西南、南西、テレビ風〈46〉 京都の夏の風物詩を楽しむ |
結城豊弘 |
38p |
歴史家の書棚〈2〉 熊本史雄『近代日本の外交史料を読む』 |
奈良岡聰智 |
238p |
巻頭言〈第32回〉 戦後日本の宿題シリーズ(4):真の「国会質疑」を活性化させよ |
宮家邦彦 |
13p |
私日記〈第247回〉 麻雀は仕事か |
曽野綾子 |
24p |
文明之虚説〈第32回〉 子供が消えゆく国 |
渡辺利夫 |
244p |
東京の聖地〈13〉 聖路加国際病院 |
写真・文/岡本亮輔 |
1p |
土木を撮る〈28〉 オトンルイ風力発電所 |
写真・文/西山芳一 |
6p |
令和の撫子〈15〉 徳田英恵 |
撮影/川島伸一 |
9p |
Voiceブックス 編集者の読書日記 |
240p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
241p |
|
Voiceレター 読者の感想&意見 |
242p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。