雑誌
Voice 2021年5月号
今月号の読みどころ
永きにわたり長期低迷が続く日本経済。そこに襲い掛かったのが、昨年来のコロナショックである。
2度目の緊急事態宣言は解除されたものの、各地で「リバウンド」が起きている。
まさしく、尋常ならざる波乱含みの時代においては、資本主義の在り方や米中覇権競争などの大局的なテーマから、経済政策や財政金融の出口戦略、さらには会社の在り方についての議論が必須だ。
本特集では8本の論稿から、日本と世界の経済の今後を考える。野口悠紀雄氏は日本が「リープフロッグ」を起こすための条件を指摘し、岩井克人氏は資本主義の現在と会社の未来について喝破する。注目を集める気鋭の若手経済学者・小島武仁氏も本誌に初登場。
特別企画は「ワクチンと国防」。なぜ日本はワクチン開発競争で勝つことができず、また接種も遅れているのか。
安全保障にも結び付くこの問題に、篠田英朗氏ら4人の識者が切り込む。
なお、今月から安宅和人氏の緊急連載「ヒューマン・サバイバル」が開始。日本はもちろんのこと、人類の未来を考えるうえで必読の内容だ。
2度目の緊急事態宣言は解除されたものの、各地で「リバウンド」が起きている。
まさしく、尋常ならざる波乱含みの時代においては、資本主義の在り方や米中覇権競争などの大局的なテーマから、経済政策や財政金融の出口戦略、さらには会社の在り方についての議論が必須だ。
本特集では8本の論稿から、日本と世界の経済の今後を考える。野口悠紀雄氏は日本が「リープフロッグ」を起こすための条件を指摘し、岩井克人氏は資本主義の現在と会社の未来について喝破する。注目を集める気鋭の若手経済学者・小島武仁氏も本誌に初登場。
特別企画は「ワクチンと国防」。なぜ日本はワクチン開発競争で勝つことができず、また接種も遅れているのか。
安全保障にも結び付くこの問題に、篠田英朗氏ら4人の識者が切り込む。
なお、今月から安宅和人氏の緊急連載「ヒューマン・サバイバル」が開始。日本はもちろんのこと、人類の未来を考えるうえで必読の内容だ。
公式サイト |
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今月号の目次
総力特集:経済大波乱
危機の日本、リープフロッグの条件 |
野口悠紀雄 |
38p |
米中対立での中立はあり得ない |
田所昌幸 |
47p |
バリューチェーン再編という好機 |
戸堂康之 |
54p |
ポストコロナ経済政策、三本の矢 |
木内登英 |
62p |
低温経済の出現と財政・金融政策の出口 |
中里 透 |
70p |
リーダーはバックキャストの思考をもて |
塩野 誠 |
78p |
日本企業へ贈る「経済学実装のすゝめ」 |
小島武仁&小田原悠朗 |
86p |
変質する資本主義、変貌する会社 |
岩井克人 |
94p |
特別企画:ワクチンと国防
軍のロジスティクスを接種に活かせ |
篠田英朗 |
112p |
日本ワクチン開発の鍵は「急がば回れ」 |
石井 健 |
120p |
獲得競争はまだ終わっていない |
村中璃子 |
127p |
緊急事態宣言を回避する経済促進 |
仲田泰祐 |
136p |
巻頭インタビュー
「100年先」を見据える企業経営 |
金井政明 |
16p |
緊急連載 ヒューマン・サバイバル〈1〉
首都機能のバックアップを用意せよ |
安宅和人 |
182p |
連載 ほか
AIが揺るがす、人類の「極大値」 |
マーカス・デュ・ソートイ |
104p |
失われた政治リーダーの説明責任 |
河野 勝 |
142p |
漱石も残さなかった熊本地震の記録 |
行定 勲 |
150p |
「個」の時代は「チーム」の時代 |
南 章行 |
210p |
「ポリコレvs.表現の自由」を超えて |
志田陽子 |
224p |
「次」の歴史と人類の新軌道〈5〉 中国始皇帝時代と重なるグローバリゼーション |
長沼伸一郎 |
192p |
質的価値×日本の新時代ビジョン〈1〉 秋田県・能代「天空の不夜城」 |
伊藤竜佑 |
202p |
【日本構想フォーラム】 自由の衰退と「第二のルネサンス」 |
波頭 亮 ほか |
158p |
自殺はヒト特有なのか |
ジェシー・ベリング |
166p |
忘れられたメンタルヘルス |
和田秀樹 |
216p |
令和の事業家 日本でリモートワークが進まない本当の理由 |
中川祥太 |
230p |
著者に聞く PMSでもパニック障害でも水虫でも |
瀬尾まいこ |
234p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 無念の人としての渋沢栄一 |
渡辺惣樹 |
26p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 理想を並べたバイデンの対中政策 |
三浦瑠麗 |
28p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 形式的な「節目の年」を越えて |
西田亮介 |
30p |
ニッポン新潮流〈日本文化〉 二〇二〇年以後の都市と建築 |
藤村龍至 |
32p |
西南、南西、テレビ風〈55〉 番組制作と教育の共通点 |
結城豊弘 |
34p |
歴史家の書棚〈11〉 村井良太『市川房枝』 |
奈良岡聰智 |
238p |
巻頭言〈5〉 運動不足は現代病 |
長谷川眞理子 |
13p |
文明之虚説〈41〉 人間感情の背理 |
渡辺利夫 |
244p |
今そこにある近代〈7〉 旧第四高等学校本館 |
写真・文/門井慶喜 |
1p |
Wonder People〈5〉 死のために生きる人びと |
写真・文/佐藤健寿 |
6p |
令和の撫子〈24〉 桑原あい |
撮影/三田村亮 |
9p |
Voiceブックス 編集者の読書日記 |
240p |
|
Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
241p |
|
Voiceレター 読者の感想&意見 |
242p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。