Voice
発売日
2026年9月4日
税込価格
990円
(本体価格900円)
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Voice 2026年10月号

今月号の読みどころ

諸外国と比べて自然災害が多く、「災害大国」と言われる日本。この夏にも、7月には熊本県熊本地方を震源とする最大震度7の地震が発生し、8月には浸水被害を引き起こす記録的な豪雨が千葉県の広い範囲を襲いました。線状降水帯の発生や台風、猛暑といった「激甚気象」は常態化し、首都直下地震や南海トラフ地震はいつ発生しても不思議ではなく、また新たな感染症が社会と経済を再び停止させる可能性も否定できません。一つの大規模災害が連鎖的な機能不全を引き起こし、国家の持続性を揺るがしかねない時代、11月に設置が予定されている防災庁には災害発生後の救援や復旧を効率化するだけでなく、平時から国家的な危機に備える司令塔としての役割が求められるでしょう。防災をまさしく「国家の生存戦略」へと捉え直さなければならない時代において、私たちはいかに「防災立国」をめざすべきなのかを考えます。巻頭インタビューは、15年前の福島原発事故を「戦後敗戦」の一つとして論じる船橋洋一氏の「『安心ポピュリズム国家』から脱却せよ」。第2特集は「多様な日本語のゆくえ」。SNSや生成AIの登場などの時代の変化をふまえ、日本語の現在と未来を論じます。特別インタビューは、「AIに魂を吹き込む哲学者」とも言われるAnthropic専属哲学者のアマンダ・アスケル氏への独占インタビュー。
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今月号の目次

特集1:災害にどう立ち向かうか
国力としての災害対応力を整えよ
折木良一
40p
熊本地震の教訓、防災庁への機体
廣井 悠&菅野 拓
50p
大災害に日本経済は耐えられるか
井上寛康
62p
「尊厳ある生」を守る防災・減災のあり方
永松伸吾
70p
激甚化する気象から命を守るために
坪木和久
78p
「副首都」構想の意義と次の展開
佐々木信夫
110p
分断の時代、日本は保健協力の要へ
託摩佳代
94p
原子力災害における避難の課題
吉田千亜
102p
防災気象情報の改正と課題
関谷直也
86p
特集2:多様な日本語のゆくえ
日本語はどのように理解と思考を導くか
石黒 圭
128p
消滅危機言語を残していくために
木部暢子
136p
ソーシャルメディアはいかに言葉を変えるか
落合哉人
144p
AI時代に求められる「読む力」の教育
伊藤氏貴
152p
巻頭インタビュー
「安心ポピュリズム」国家から脱却せよ
船橋洋一
16p
特別インタビュー
「AIに魂を吹き込む哲学者」が見る世界
アマンダ・アスケル
160p
連載 ほか
「接続安全保障」で国民生活を守れ
小村田義之
118p
労働と所有から探る「令和の幸福論」
小寺信也&三宅香帆
178p
古くて新しい「経営思考」とは何か
岩尾俊兵
200p
【トランプ2.0、翻弄される世界を歩く】〈7〉
ブルガリア
岡部 伸
188p
世界からの衆知衆論〈3〉
コスタリカ
スッシ・ヒメネス・ヌニェス
214p
【新時代ビジョン研究会】
「沖縄を課題解決先進県へ」ミチシルベの挑戦―沖縄県
南 彰
222p
チベットは中国の未来を映すのか
金牧功大
208p
著者に聞く
新たな豊かさの指標へ
桐村里紗
230p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
有権者に求められる「読み解く」力
西田亮介
28p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
配慮される人が「ずるい」のか―合理的配慮と不平等の正体
勅使川原真衣
30p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
福島浜通りに見る新しい列島改造像
藤村龍至
32p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
外務省「哲学外交」報道、その反響と実態
谷川嘉浩
34p
地域から日本を動かす〈54〉
スタートアップが観光を変える
結城豊弘
36p
歴史家の書棚〈75〉
小宮京 編著『「政治家」昭和天皇』舟橋正真 著『三笠宮』
奈良岡聰智
234p
巻頭言〈6〉
「サンフランシスコ平和条約」七十五年
会田弘継
13p
ホモ・ルーデンスの諸相〈6〉
『オデュッセイア』で遊ぶ
本村凌二
240p
大学生が見つけたしあわせ〈9〉
バス停の二つの顔

1p
昭和ユートピア〈10〉
シューズショップきじま
写真・文/平山 雄
6p
令和の撫子〈89〉
中井亜美 フィギュアスケート選手
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

236p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

237p
Voiceレター
読者の感想&意見

238p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。