Voice
発売日
2026年6月5日
税込価格
880円
(本体価格800円)
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Voice 2026年7月号

今月号の読みどころ

 長期化するウクライナ戦争、拡張主義的な中国の活動、米国とイスラエルによるイラン攻撃とそれに続くホルムズ海峡封鎖……。これらを見れば、国家間戦争が遠のいたと見られた時代は去り、戦争の可能性を想定してその広範な影響に備えねばならない世界が到来していることは明らかです。高市政権が進める安保三文書見直しは、防衛に留まらない総合的な国力の強化を据えており、これは時宜に適った動きであるものの、関係領域が広がるほど焦点がぼやける恐れもあります。本特集では、抑止力の再構築と防衛領域と広い意味での経済領域の高次元での統合を通底したテーマとして、新たな安保・国防戦略に盛り込むべき論点をさまざまな角度で取り上げ、本質的課題を明らかにします。安保三文書の見直しに必要な論点を語る森本敏元防衛大臣へのインタビューや、自民党内の新しい安全保障の議論を牽引する小林鷹之氏、大野敬太郎氏、塩崎彰久氏の鼎談などを掲載しています。また、5月の米中首脳会談の結果や今後の米中関係と日本について議論した國分良成氏と久保文明氏による巻頭対談「米中『G2』はトランプと習近平の幻想だ」も必読の内容です。特集2は「介護の苦しみに何ができるか」。介護に苦しみ、悩む人びとに、いかに手を差し伸べることができるのかを、多角的な視点から考えます。
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今月号の目次

特集1:「戦争の時代」の防衛戦略
三文書見直しで「真の防衛力」を築け
森本 敏
40p
「ニュー安保族」が考える令和の国家戦略
小林鷹之&大野敬太郎&塩崎彰久
52p
安保と経済を統合する「創力安全保障」構想
相良祥之
64p
「新しい戦い方」を実装せよ―次期国家防衛戦略・防衛力整備計画の論点
村野 将
74p
防衛支出が日本経済の将来を左右する
小野圭司
82p
「二正面時代」に鍵を握る無人アセット運用
布施 哲
90p
中国の「戦争準備」が突きつける現実
土屋貴裕
98p
ウクライナ企業の闘いと日本への示唆
松原実穂子
106p
特集2:介護の苦しみに何ができるか
「介護の脱家族化」をめざすべき時代
藤崎宏子
132p
介護保険の準市場を問い直す――質と公平性との両立は可能か
金谷信子
140p
人は「効率化」できない対話に救われる
六車由実
148p
できないこと、できなくなったこと
いしいしんじ
156p
巻頭対談
米中「G2」はトランプと習近平の幻想だ
國分良成 &久保文明
16p
特別対談
なぜいま「国民の物語」が必要なのか
河野有理&辻田真佐憲
182p
連載 ほか
憲法改正と日米同盟を考える―平和憲法は戦争の歯止めか、安全の足枷か
武田康裕
114p
米国の保守思想はどこへゆく―共和党のブレーンたちとの対話
松本佐保
122p
米・イラン問題の核心は「非対称性」にある
山内昌之
164p
「仕事」とは何か〈4〉
[学生との対話]自分の領分で勝負する
楠木 建
194p
世界からの衆知衆論〈1〉
オランダ
ヒルス・ベスホー・プルッフ
226p
エビデンスの時代に効く「凡庸な結論」
朱 喜哲&谷川嘉浩&杉谷和哉
204p
一つの言葉は一つの心
TAKAHIRO &ラテン語さん
216p
著者に聞く
ファッションは視覚だけではない
平芳裕子
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「(私立)大学不要論」への答え
西田亮介
28p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「能力」はパワハラを免責するのか―大阪市元局長再登用問題
勅使川原真衣
30p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
みどりでまちを動かす
藤村龍至
32p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
AIに倫理を教える方法―Claude、徳倫理、法
谷川嘉浩
34p
地域から日本を動かす〈51〉
どこにいても世界と仕事ができる
結城豊弘
36p
歴史家の書棚〈72〉
佐野静代『近代の政治家と京都の別荘庭園』
奈良岡聰智
238p
巻頭言〈3〉
「坊っちゃん」の正義
会田弘継
13p
ホモ・ルーデンスの諸相〈3〉
文明未経験の超大国か
本村凌二
244p
大学生が見つけたしあわせ〈6〉
あの日のように世界をみる

1p
昭和ユートピア〈7〉
中林青果
写真・文/平山 雄
6p
令和の撫子〈86〉
奈緒 俳優
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。