雑誌
Voice 2008年4月号
今月号の読みどころ
世界経済は金融カオス、資源高騰による激動期に入りました。しかし日本の政治家は、選挙向けの党利党略ばかり考え、経済成長策を打ち出さない。これでは日本経済は没落する、と伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎氏は強い警告を発しています。さらに日本株を海外に斡旋しているM・バージズ・ワトソン氏は、外人投資家が「改革が頓挫した日本の未来は暗い」と見ていると述べます。この状況を突破するにはどうすべきか。麻生太郎氏の「地方経済繁栄論」にそのヒントを見出して頂けるでしょう。
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今月号の目次
TOKYOファッション〈4〉 KENZO Parfums |
川島蓉子 |
11p |
未来をつくる技術〈16〉 長寿命化コンクリート[鹿島] |
文:志村幸雄 |
17p |
進化する教育現場〈4〉 ナガセ |
永瀬昭幸〈対談〉和田秀樹 |
21p |
日本の事件簿〈4〉 あの中国人がつくる |
高山正之 |
26p |
「電気」は何処へ〈7〉 ヒートポンプ |
二見喜章 |
28p |
巻頭の言葉 公務員制度改革への猛反撃 |
竹中平蔵 |
31p |
時代を拓く力 フェアトレードの勘違い |
山口絵理子/取材・構成:木村麻紀 |
34p |
特集・日本の明日を壊す政治家たち
〈対談〉 政治不況は許さない |
丹羽宇一郎 vs 伊藤元重 |
44p |
金融カオスへの無知無関心 |
西尾幹二 |
60p |
ガソリン国会こそ資源の浪費 |
柴田明夫 |
98p |
外人投資家はなぜ失望したか |
M・バージズ・ワトソン |
54p |
政治記者覆面座談会 俗物政治家ワースト10 |
71p |
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「KY総理」のキャラ分析 |
斎藤環 |
90p |
〈対談〉 タブーだらけな“嘘つき稼業” |
養老孟司 vs 渡辺昇一 |
80p |
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地方経済繁栄論 |
麻生太郎 |
146p |
特集Ⅱ・官僚の利権 独立行政法人を全廃せよ!
霞が関との戦いに勝つ |
渡辺喜美 |
104p |
行革の鬼っ子 独立行政法人壊滅論 |
江田憲司 |
120p |
天下り「渡り鳥」は厳罰だ |
潮匡人 |
126p |
賛否両論! それでも官僚は優秀か |
城繁幸×山形浩生 |
132p |
〈対談〉 出でよ、利権を潰すエイリアン |
竹中平蔵 vs 猪瀬直樹 |
110p |
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EU経済は日本のお手本 |
ピーター・タスカ |
154p |
政府系ファンドの実力 |
竹森俊平 |
168p |
農業が輸出産業になる日 第3回 大企業を悩ます農業参入 |
財部誠一 |
176p |
バイオ燃料に期待しすぎるな |
須藤幸郎 |
210p |
米国新大統領はマケインだ |
日高義樹 |
162p |
PHPからの主張 日米中首脳会談を実現せよ |
前田宏子 |
144p |
ニッポン新潮流〈スポーツ〉 中田翔は清原の二の舞? |
二宮清純 |
140p |
ニッポン新潮流〈経済産業〉 『日経新聞』の奇妙な黙殺 |
若田部昌澄 |
142p |
この著者に会いたい 『モテたい理由』 |
赤坂真理/聞き手:仲俣暁生 |
199p |
ワンポイント書評 |
|
208p |
企業家の一冊 ジェームズ・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス著 『ビジョナリー・カンパニー』 |
高橋秀夫 |
206p |
ベストセラーと現代 吉田修一 著 『悪人』 |
川井龍介 |
204p |
思い出の人、思い出の時〈第4回〉 イギリス留学 |
/聞き手:工藤美代子 |
216p |
『パル判決書』と昭和の戦争〈第9回〉 東條内閣 |
渡部昇一 |
224p |
大宰相・原敬〈第16回〉 北海道 |
福田和也 |
232p |
松下政経塾同宿記〈第9回〉 地方行政十五年 |
上坂冬子 |
242p |
ボイス往来 |
|
258p |
私日記〈第100回〉 晩年の代弁者 |
曽野綾子 |
250p |
巻末御免(280) 項目瞥見 |
谷沢永一 |
262p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。