雑誌
Voice 2008年10月号
今月号の読みどころ
4半期でマイナス成長を記録するなど、日本経済はかなり冷え込んできた。経済学者の野口悠紀雄氏は、資源高からくる消費減退を逆転させるには「円高」しかない。それはコスト増に苦しむ製造業にもプラスに働くと述べる。さらに米国在住の経営者・原丈人氏は、新技術の開発投資に大幅な税控除を行ない、モノづくりを強化せよと主張。一方、『さらば財務省!』の著者・高橋洋一氏は、政府の「埋蔵金」6兆円で国債を償還、市場にお金を流すことで景気を活性化できると論じる。
7人の論客が、不安を吹き飛ばす戦略を大胆に語った特集号。
7人の論客が、不安を吹き飛ばす戦略を大胆に語った特集号。
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今月号の目次
TOKYOファッション(10) アマダナケータイ |
川島蓉子 |
11p |
未来をつくる技術(22) すばる望遠鏡分光器[ニコン] |
文:志村幸雄 |
17p |
進化する教育現場(10) ジャクパ |
五十嵐勝雄<対談>和田秀樹 |
21p |
日本の事件簿(10) 人身事故は惨めだ |
高山正之 |
26p |
巻頭の言葉 補正予算を国民は望むか |
竹中平蔵 |
29p |
時代を拓く力 ブランド信仰をやめた日本人 |
原研哉/取材・構成:川島蓉子 |
32p |
特集・[景気回復へ]攻めに転じよ!日本経済
円高なくして成長なし |
野口悠紀雄 |
42p |
「大減税」で繁栄する日本 |
原丈人 |
50p |
増税は財政再建に役立たない |
原田泰 |
96p |
“GDP創出”の経済学 |
若田部昌澄 |
86p |
埋蔵金6兆円で好景気に |
高橋洋一 |
78p |
活力ある超高齢化社会 |
中川秀直<対談>桜井正光 |
68p |
話題のテーマに賛否両論! たばこ1箱1000円 |
笹川陽平/依田高典 |
148p |
現場の顔が見える製造業 |
茂木健一郎<対談>山田日登志 |
138p |
特集Ⅱ・民主党の政権担当能力
時計の針が止まった小沢一郎 |
西尾幹二 |
102p |
民主党を動かす見えない力 |
上杉隆 |
124p |
解散・総選挙は秋にある? |
三宅久之<対談>上坂冬子 |
114p |
正社員に痛みを求めない民主党の罪 貧困ビジネスで稼ぐ連中! |
城繁幸 |
156p |
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「日新製鋼」のニッチメジャー戦略 チームの機動力で勝つ経営 |
片山修 |
172p |
温暖化対策のために真になすべきは何か 排出量取引が生活を壊す日 |
藤沢久美 |
218p |
民族運動を知らない日本人の知的怠慢 ウイグルの襲撃事件はテロか |
水谷尚子 |
164p |
「教育再生懇」の提言を国民運動に高めよ わが子を“携帯”の害から守れ |
篠原文也 |
224p |
進化論で読み解く人間観と現代社会 「弱肉強食」はもう古い |
養老孟司<対談>渡部昇一 |
208p |
PHPからの主張 メンタルヘルスの放置は経営怠慢だ |
三崎美津江 |
136p |
ニッポン新潮流<スポーツ> 日本柔道の野武士たち |
二宮清純 |
132p |
ニッポン新潮流<生活社会> 人権団体が五輪で犯した失敗 |
山形浩生 |
134p |
●BOOK STREET |
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この著者に会いたい 『決壊(上・下)』 |
平野啓一郎/聞き手:仲俣暁生 |
197p |
ワンポイント書評 |
206p |
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企業家の一冊 中村天風著『ほんとうの心の力』 |
羽鳥成一郎 |
204p |
ベストセラーと現代 楊逸著『時が滲む朝』 |
川井龍介 |
202p |
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思い出の人、思い出の時<第8回> 昭和天皇 |
![]() |
230p |
大宰相・原敬<第22回> 李鴻章 |
福田和也 |
238p |
ボイス往来 |
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256p |
私日記<第106回> 美女の病歴 |
曽野綾子 |
248p |
巻末御免(286) 質を求める時代 |
谷沢永一 |
260p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。