雑誌
Voice 2008年12月号
今月号の読みどころ
アメリカ経済は今後、危機的になるとの見方が根強くある。これに対し、エコノミストの上野泰也氏は“消費のベースは上向きで、金融問題についても後発のメリットがある”と分析し、安易な崩壊論に警鐘を鳴らす。一方で日本企業については、「一世紀に一度の、海外進出のチャンス」と松本大氏と伊藤元重氏は語り、「株価下落状況にあっても、製造業の価値や将来性は揺るがない」と、投資家の澤上篤人氏は説く。“常識的な悲観論”に真っ向から対峙するポジティブな論考が満載。
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今月号の目次
TOKYOファッション〈12〉 蜷川実花 |
川島蓉子 |
11p |
未来をつくる技術〈24〉 A-train[日立製作所] |
文:志村幸雄 |
17p |
進化する教育現場〈12〉 河合塾 |
前田康宏〈対談〉和田秀樹 |
19p |
日本の事件簿〈12〉 舐められるんじゃあない |
高山正之 |
24p |
巻頭の言葉 経済対策「三つのシナリオ」 |
竹中平蔵 |
27p |
時代を拓く力 出前実験で理系離れを防ぐ |
丸幸弘/取材・構成:最相葉月 |
30p |
緊急企画〈楽観vs悲観〉どうなる世界経済
アメリカ経済 |
上野泰也/斎藤精一郎 |
40p |
金融資本主義 |
藤巻健史/原丈人 |
50p |
中国の成長力 |
胡鞍鋼/山本一郎 |
58p |
特集・金融危機を突破する法
海外進出・絶好のチャンス |
松本大〈対談〉伊藤元重 |
66p |
アメリカ国債を処分せよ |
三國陽夫 |
82p |
中小企業を救う妙手 |
若田部昌澄/北康利/古川元久 |
96p |
円高繁栄論 |
ピーター・タスカ |
104p |
日欧経済統合に勝機あり |
リシャール・コラス |
90p |
日本企業の将来性は買いだ |
澤上篤人 |
76p |
特集Ⅱ・東アジアの危険な火種
米ロ“資源熱戦”の危機 |
青山繁晴 |
112p |
韓国経済は崩壊寸前だ |
三橋貴明 |
128p |
金正日の余命 |
李英和 |
120p |
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官僚主導経済からの脱出 |
原田泰 |
142p |
裁判員制度で自壊するマスコミ |
井上薫 |
176p |
「60歳からの起業」の極意 |
住谷栄之資 |
152p |
話題のテーマに賛否両論! コーチング |
菅野覚明/本間正人 |
202p |
井戸知事、暢気すぎませんか |
江口克彦 |
210p |
道州制で霞が関を潰す |
高橋洋一〈対談〉長谷川幸洋 |
160p |
PHPからの主張 対外イメージを壊す政治家たち |
金子将史 |
140p |
ニッポン新潮流〈スポーツ〉 石井慧の“弱気のムシ” |
二宮清純 |
136p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 クルーグマンの景気回復策 |
山形浩生 |
138p |
○ブックストリート |
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この著者に会いたい 『誰も国境を知らない』 |
西牟田靖/聞き手:仲俣暁生 |
182p |
ワンポイント書評 |
200p |
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企業家の一冊 ラリー・ボシディ、ラム・チャラン、チャールズ・バーク著『経営は「実行」』 |
松井忠三 |
198p |
ベストセラーと現代 飯嶋和一著『出星前夜』 |
川井龍介 |
196p |
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思い出の人、思い出の時〈最終回〉 一君万民の本質 |
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224p |
大宰相・原敬〈第24回〉 京橋区の家 |
福田和也 |
240p |
ボイス往来 |
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254p |
平成20年(2008年)目次一覧 |
249p |
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私日記〈第108回〉 カバンは夜明けに着いた |
曽野綾子 |
232p |
巻末御免(288) 萬人詠歌観 |
谷沢永一 |
258p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。