雑誌
Voice 2009年3月号
今月号の読みどころ
08年第4四半期で、7年ぶりの6%台成長に大減速した中国経済。現地情報に詳しい宮﨑正弘氏は、製造業を中心に続出する倒産や溢れかえる失業者など、隠されてきた危機の実態を明らかにする。さらに台湾財界のトップ・黄茂雄氏は投資資金が海外流出を始めたと述べ、4兆元の景気対策は地方政府の汚職で泡と消えると、青木直人氏は洞察する。そして中西輝政氏は、清朝以来の中国経済の盛衰を分析し、再生か没落かを読み解く。日本企業と深い関係にある中国の“今とこれから”が良くわかる特集号。
公式サイト | ![]() |
---|
今月号の目次
TOKYOファッション〈15〉 マーズ・ザ・サロン |
川島蓉子 |
11p |
和の美を愉しむ〈3〉 「蘭亭曲水図」冨田渓仙 |
文:田中大 |
17p |
メガロポリス新名所〈3〉 東池袋 |
増田悦佐 |
19p |
日本の事件簿〈15〉 パチンコをやめろ |
高山正之 |
25p |
巻頭の言葉 ドル暴落説の虚実 |
伊藤元重 |
27p |
時代を拓く力 日本語は奇跡の言葉 |
水村美苗/取材・構成:尾崎真理子 |
30p |
特集・中国経済・隠された危機
歴史に潰される中国 |
中西輝政 |
40p |
米中・共倒れの時代 |
日下公人〈対談〉高山正之 |
64p |
失業者は4250万人!? |
宮崎正弘 |
55p |
「貸し渋り倒産」の嵐 |
富坂聰 |
88p |
4兆元の対策は腐敗で消える |
青木直人 |
94p |
台湾財界人が知る実情 |
黄茂雄 |
76p |
日本企業よ、儲けを逃すな |
武者陵司 |
80p |
|
||
自民党分解のシナリオ 与謝野の裏切り、財務省の罠 |
長谷川幸洋 |
144p |
経済危機“不感症”の永田町を打倒せよ 政治を国民の手に取り戻す |
渡辺喜美〈対談〉江田憲司 |
134p |
特集Ⅱ・円高は日本の追い風
シミュレーション 1ドル70円台の日本経済 |
三橋貴明 |
100p |
経営力は強化できる |
佐山展生 |
118p |
為替不安が吹き飛ぶ成長戦略 |
ロバート・フェルドマン |
110p |
|
||
変革できない人事と「左旋回」の行く末 オバマへの熱狂は続かない |
古森義久 |
152p |
二大危機を新しい文明づくりの原動力に変えよ 地球と人間は共に進化する |
アーヴィン・ラズロ〈対談〉竹村真一 |
204p |
穀物と豆類を中心にした日本食の伝統に戻れ “食”を「見える化」せよ |
福岡伸一〈対談〉南清貴 |
176p |
エネルギー効率を高める塩ビサッシの活用を 熱の逃げない住宅への挑戦 |
坂本雄三 |
216p |
業績向上をもたらす新たな働き方をレポート リストラ無用! 在宅勤務のススメ |
建野友保 |
168p |
話題のテーマに賛否両論! 派遣切り |
奥谷禮子/楠正憲 |
160p |
「霞が関」裏読み日誌② 憲法に違反してまで改革潰し |
高橋洋一 |
224p |
経済問題・常識の非常識③ 地銀の危機と道州制 |
上野泰也 |
228p |
高井戸の蛙、世相を覗く③ 中国人に笑われてしまう! |
江上剛 |
226p |
アルピニストの眼③ 橋龍さんに託されたピッケル |
野口健 |
232p |
PHPからの主張 経済学が大不況の原因 |
坂本慎一 |
222p |
ニッポン新潮流〈スポーツ〉 「小さな大打者」の秘密 |
二宮清純 |
124p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 科学を好むオバマ大統領 |
山形浩生 |
126p |
ニッポン新潮流〈科学技術〉 路頭に迷う博士たち |
竹内薫 |
128p |
ニッポン新潮流〈経済産業〉 民主党で大恐慌? |
若田部昌澄 |
130p |
ニッポン新潮流〈国内政治〉 麻生首相の論理矛盾 |
上杉隆 |
132p |
この著者に会いたい 『ほんとうのエネルギー問題』 |
池田清彦/聞き手:仲俣暁生 |
195p |
ワンポイント書評 |
202p |
|
おじさんのための名作講座 ドストエフスキーよりトルストイを読もう |
堀井憲一郎 |
200p |
大宰相・原敬〈第27回〉 代理公使 |
福田和也 |
236p |
私日記〈第111回〉 カサ・ノヴァの誠実 |
曽野綾子 |
246p |
ボイス往来 |
|
254p |
巻末御免(291) 地震予知は不可能である |
谷沢永一 |
258p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。