雑誌
Voice 2009年4月号
今月号の読みどころ
製造業を中心にリストラが本格化している。しかし雇用を維持し、危機を乗り切ることは不可能なのか。伊藤忠の丹羽宇一郎会長と経営学者・伊丹敬之氏は、「まずは経営者・幹部社員が給与カットし、安易に一般社員のクビを斬るな」と主張する。産業再生の実務家・冨山和彦氏は、「40代前半までのコア人材を守るため、団塊世代は自ら犠牲を払え」と喝破。一方、経営コンサルタントの堀紘一氏は、リストラされにくい“プロ人材”になるノウハウを伝授する。リストラ問題の解決策を、斬新かつ多角的に提示する特集。
公式サイト | ![]() |
---|
今月号の目次
TOKYOファッション〈16〉 須藤玲子 |
川島蓉子 |
11p |
和の美を愉しむ〈4〉 「大和こゝろ」跡見玉枝 |
文:田中大 |
17p |
メガロポリス新名所〈4〉 大岡山 |
増田悦佐 |
19p |
日本の事件簿〈16〉 つくりごとの格差 |
高山正之 |
23p |
「電気」は何処へ〈11〉 風力発電 |
二見喜章 |
25p |
巻頭の言葉 アジアに広げる円高メリット |
伊藤元重 |
31p |
時代を拓く力 日本人音楽家の“壁” |
広上淳一/取材・構成:松本良一 |
34p |
特集・リストラ不要論
人を大事にする経営 |
丹羽宇一郎〈対談〉伊丹敬之 |
44p |
給与カットで人材を守れ |
冨山和彦 |
54p |
労働組合は社員の敵 |
城繁幸 |
62p |
若者が辞めない会社 |
高橋俊介 |
86p |
派遣禁止で弱者は窮地に |
藤沢久美 |
92p |
北欧型「転職安心」社会を |
中谷巌 |
70p |
雇用危機・サバイバル術 |
堀紘一 |
78p |
|
||
“給料半減”時代の経済学 |
高橋洋一 |
132p |
特集Ⅱ・正気に返れ!日本政治
まず議員・官僚が身を切れ! |
渡辺喜美 |
98p |
「悪法」推進議員は誰だ! |
八木秀次/花岡信昭/百地章 |
110p |
官僚内閣制の終焉 |
屋山太郎 |
104p |
|
||
消費税3%減税で内需拡大 |
江口克彦 |
148p |
円高でも勝つ日本企業 |
西村晃 |
216p |
話題のテーマに賛否両論! オバマ政権はリベラルか |
潮匡人/加藤祐子 |
222p |
[ 新連載 ] 創業の極意〈1〉 AOKIホールディングス社長 青木擴憲 |
堺屋太一 |
168p |
カリフォルニアが独立する日 |
日下公人〈対談〉高山正之 |
156p |
先人の教えで地方は甦る |
鈴木淳雄/横尾俊彦/横田耕一 |
183p |
『資本主義はなぜ自壊したのか』と憂国の熱情 |
谷沢永一 |
208p |
小泉改革批判への大反論 |
猪瀬直樹 |
142p |
経済問題・常識の非常識④ ミステリーのなかの大恐慌 |
上野泰也 |
232p |
高井戸の蛙、世相を覗く④ 小泉・竹中路線は悪か |
江上剛 |
230p |
アルピニストの眼④ 体内も綺麗に掃除しよう |
野口健 |
236p |
ニッポン新潮流〈スポーツ〉 登場!右の松井秀喜 |
二宮清純 |
122p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 食糧危機はヨタ話 |
山形浩生 |
124p |
ニッポン新潮流〈科学技術〉 萌える最新物理学 |
竹内薫 |
126p |
ニッポン新潮流〈経済産業〉 政府通貨は見事な政策 |
若田部昌澄 |
128p |
ニッポン新潮流〈国内政治〉 清和研・自壊への道 |
上杉隆 |
130p |
この著者に会いたい 『手』 |
山崎ナオコーラ/聞き手:仲俣暁生 |
199p |
おじさんのための名作講座 谷崎潤一郎は一生読める |
堀井憲一郎 |
204p |
ワンポイント書評 |
206p |
|
大宰相・原敬〈第28回〉 来訪者たち |
福田和也 |
240p |
私日記〈第112回〉 観劇は体力か |
曽野綾子 |
250p |
ボイス往来 |
|
258p |
巻末御免(292) 環境問題に騙されるな |
谷沢永一 |
262p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。