雑誌
Voice 2009年5月号
今月号の読みどころ
リーマン・ショックから半年が過ぎ、膿を吐き出した日本企業から、新たなチャレンジが始まっている。トヨタの赤字を尻目に黒字を確保したホンダの福井威夫社長は、「インサイト」などエコカーの大攻勢を熱く語る。大前研一氏は、世界中から注文が集まる日本の「原子力発電ビジネス」の今後の飛躍を予言。財部誠一氏は、中国の「新幹線構想」が、日本企業を特需に導くと断言。ポール・クルーグマン氏は、日本の眠れる金融資産を海外に投下し、世界経済を甦らせよ。日本も投資資金の儲けで繁栄できる、と提言する。わが国の活路の数々を明確に示した総力特集号。
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今月号の目次
TOKYOファッション〈17〉 トーキョーズ トーキョー |
川島蓉子 |
11p |
和の美を愉しむ〈5〉 「柳の井」鏑木清方 |
文:田中大 |
17p |
メガロポリス新名所〈5〉 日暮里 |
増田悦佐 |
19p |
日本の事件簿〈17〉 東京を汚した男 |
高山正之 |
25p |
巻頭の言葉 消費を拡大させる税制 |
伊藤元重 |
27p |
総力特集・大不況・突破への挑戦
日本経済・再浮上への三大戦略 |
ポール・クルーグマン |
40p |
自動車危機を勝ち抜く力 |
福井威夫/取材・構成:片山修 |
30p |
中国特需が景気回復を呼ぶ |
財部誠一 |
58p |
勃興する新ビジネス |
伊藤洋一 |
66p |
日本型へ進化する資本主義 |
田坂広志 |
74p |
松下幸之助の箴言 |
北康利 |
84p |
原子力発電は大輸出産業になる |
大前研一 |
48p |
危機の時代に読むべき名著 |
渡部昇一 |
142p |
特集Ⅱ・ついに始まる!企業大合併
日産はビッグ3と再編? |
小宮和行 |
104p |
事業再編すらできない日立 |
遠藤典子 |
108p |
ダイエー、イオン統合の日 |
小屋知幸 |
112p |
「三大不動産」は泰然自若 |
増田悦佐 |
116p |
解体されるソフトバンク |
山本一郎 |
120p |
新生、あおぞらの弱者連合 |
浪川攻 |
124p |
『毎日』を踏み潰すANY |
藤代裕之 |
128p |
攻めの買収に出る好機 |
遠藤功 |
96p |
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道州制実現で“世界17位のGDP”を伸ばす 九州「独立」論 |
東国原英夫〈対談〉江口克彦 |
162p |
海の利用者として応分の責任を果たすとき ソマリア沖で他国と共同作戦せよ |
笹川陽平 |
214p |
脳と言葉と音楽と 「創造」の秘密 |
吉田秀和〈対談〉茂木健一郎 |
204p |
創業の極意〈2〉 ニトリ社長 似鳥昭雄 |
堺屋太一 |
172p |
話題のテーマに賛否両論! 婚活 |
山田昌弘/藤井亮 |
220p |
米国債購入を巡る共産党政府の虚 剣が峰に立つ中国 |
中西輝政 |
152p |
PHPからの主張 怠慢教授の居座りを許すな |
川上恒雄 |
228p |
高井戸の蛙、世相を覗く⑤ 政策投資銀行が背負う重荷 |
江上剛 |
230p |
アルピニストの眼⑤ エベレストを汚す中国 |
野口健 |
232p |
ニッポン新潮流〈スポーツ〉 アジアで稼げ!Jリーグ |
二宮清純 |
132p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 郵便局より歌舞伎座 |
山形浩生 |
134p |
ニッポン新潮流〈科学技術〉 フランスに負ける水戦略 |
竹内薫 |
136p |
ニッポン新潮流〈経済産業〉 「日銀券ルール」の誤謬 |
若田部昌澄 |
138p |
ニッポン新潮流〈国内政治〉 小沢vs検察の歴史的因縁 |
上杉隆 |
140p |
この著者に会いたい 『大きな約束』 |
椎名誠/聞き手:仲俣暁生 |
195p |
おじさんのための名作講座 無邪気で元気なアメリカ人作家 |
堀井憲一郎 |
200p |
ワンポイント書評 |
202p |
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大宰相・原敬〈第29回〉 農商務省大臣秘書 |
福田和也 |
236p |
私日記〈第113回〉 KY=空気しか読まない |
曽野綾子 |
246p |
ボイス往来 |
|
254p |
巻末御免(293) 陸運 |
谷沢永一 |
258p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。