雑誌
Voice 2009年6月号
今月号の読みどころ
6月号は“経済と政治”の2大予測。まず経済。10人の論客が楽観、悲観両面から今後1年を読む。楽観派の武者陵司氏は、米・中経済の復活で日本のGDPもプラス2%にⅤ字回復すると強気だ。松本大氏も株価は1万円超えに向かうと喝破。一方、悲観派の倉都康行氏は、資金不足の米国経済は長くゼロ成長が続くと述べ、須田慎一郎氏は年末、日本の中小企業では貸し渋り危機が深刻化するという。次に政治。総選挙後、民主党政権が官僚利権を粉砕すると上杉隆氏は楽観するが、永久寿夫氏はねじれ解消でも政界は危機を脱せないと悲観的だ。次代がわかる多様な見方、満載の号!
公式サイト | ![]() |
---|
今月号の目次
TOKYOファッション〈18〉 LIGHT-LIGHT In Tokyo |
川島蓉子 |
11p |
和の美を愉しむ〈6〉 「柳」村上華岳 |
文:田中大 |
15p |
メガロポリス新名所〈6〉 高尾山 |
増田悦佐 |
19p |
日本の事件簿〈18〉 最低のルールも守れない人 |
高山正之 |
24p |
「電気」は何処へ〈12〉 小水力発電 |
二見喜章 |
26p |
巻頭の言葉 ケインジアンの勝利? |
伊藤元重 |
29p |
時代を拓く力 世界で売れた“エコ”タオル |
池内計司/取材・構成:藤和久美 |
32p |
緊急特集・これから1年 経済はこう動く!
資本主義の新たなる実験 |
岩井克人〈対談〉伊藤元重 |
64p |
10大予測・日本と世界 次なる時代の考え方 |
42p |
|
①GDP2%増のV字回復 |
武者陵司 |
44p |
②株価1万円をめぐる攻防 |
松本大 |
48p |
③1ドル65円の繁栄論 |
松田哲 |
52p |
④33万社を襲う貸し渋り危機 |
須田慎一郎 |
56p |
⑤400万人が職を失う日 |
八代尚宏 |
60p |
⑥農業ブランド化の成功 |
ロバート・フェルドマン |
64p |
⑦再燃するエコ投資バブル |
山形浩生 |
68p |
⑧中国・驚異の9%成長 |
門倉貴史 |
72p |
⑨国債バブル後にドル暴落 |
三橋貴明 |
76p |
⑩米国は長期的ゼロ成長へ |
倉都康行 |
80p |
|
||
英・米・仏が罹る“自分さえよければ病” 世界は保護主義化した |
浜矩子 |
146p |
麻生内閣の追加対策は焼け石に水? 経済常識のウソを斬る! |
宮崎哲弥/若田部昌澄/飯田泰之 |
132p |
特集Ⅱ・大予測!ポスト総選挙 政治は正常化するか
官僚利権が粉砕される日 |
上杉隆 |
96p |
政界は心肺停止に陥る |
永久寿夫 |
122p |
民主党が害する日本の国益 |
櫻井よしこ |
104p |
内需大改革を民主党は断行! |
大塚耕平 |
116p |
景気回復を潰す政権交代 |
安達誠司 |
110p |
|
||
自力で“景気を良くする”ための三原則 不況だから強くなる会社 |
堀紘一 |
164p |
二輪事業の収益力から新製品までを貫く「イズム」の力 [ルポ]ホンダ“インサイト”開発秘話 |
片山修 |
176p |
過料10万円は憲法違反!? 裁判員・参加せずとも罰則なし |
大久保太郎 |
170p |
創業の極意〈3〉 ファンケルは不安を許さない |
堺屋太一 |
206p |
話題のテーマに賛否両論! 小学校英語必修化 |
渡部昇一/藪孝昭 |
220p |
国の直轄事業の地方負担金押し付けは許さない 霞が関の通達「開封は不要」 |
橋下徹〈対談〉江口克彦 |
154p |
経済問題・常識の非常識⑤ 数字で読む「クルマ離れ」 |
上野泰也 |
230p |
高井戸の蛙、世相を覗く⑥ 再び、根性で売り歩け! |
江上剛 |
228p |
アルピニストの眼⑥ 日本に帰れない英霊たち |
野口健 |
234p |
ニッポン新潮流〈スポーツ〉 イチローが怒った |
二宮清純 |
128p |
ニッポン新潮流〈科学技術〉 北朝鮮が核を使う日 |
竹内薫 |
130p |
この著者に会いたい 『森山大道、写真を語る』 |
森山大道/聞き手:仲俣暁生 |
197p |
ワンポイント書評 |
204p |
|
おじさんのための名作講座 大東亜戦争と作家三世代 |
堀井憲一郎 |
202p |
大宰相・原敬〈第30回〉 陸奥宗光 |
福田和也 |
238p |
ボイス往来 |
|
256p |
私日記〈第114回〉 「悪い希望」というものもあり得るか |
曽野綾子 |
248p |
巻末御免(294) 表現力 |
谷沢永一 |
260p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。