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Voice 2009年11月号
今月号の読みどころ
これから半年、鳩山政権下で日本経済はどうなるか。マニフェストの政策で、景気は上昇気流に乗るか。エコノミスト7人は一様に、「Co2の25%削減」「高速道路無料化」「派遣禁止」などの経済政策を「景気を冷やす危険がある」と警告。さらに財界トップの桜井正光氏は“規制強化に走らず、企業活動の自由度をもっと上げよ”と苦言を呈す。気鋭の経済学者・飯田泰之氏は、予算を見直しても、政策実現には財源が20兆円不足すると試算。これらの分析の後、堺屋太一氏は“民主党がマニフェストを棄て豹変すれば、明治維新に匹敵する大変革を実現できる”とエールを送るのである。
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今月号の目次
TOKYOファッション〈23〉 iida |
川島蓉子 |
11p |
和の美を愉しむ〈11〉 「高台寺の萩」池田遥邨 |
文:田中大 |
16p |
メガロポリス新名所〈11〉 二子玉川 |
増田悦佐 |
19p |
日本の事件簿〈23〉 ふんぞり返る老人たち |
高山正之 |
25p |
巻頭の言葉 「日本航空」問題は氷山の一角 |
伊藤元重 |
27p |
時代を拓く力 自然の光を取り込む建築 |
伊東豊雄/取材・構成:川島蓉子 |
30p |
特集:景気回復できるか鳩山政権
この秋、日本を襲う大問題 |
松本大〈対談〉冨山和彦 |
40p |
「財源不足20兆円」解決法 |
飯田泰之 |
84p |
日本経済を壊す7つの危険 |
56p |
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①企業の日本離れが加速する |
財部誠一 |
57p |
②家計を36万円痛める「CO2削減」 |
北村慶 |
61p |
③「派遣禁止」による失業率10% |
池田信夫 |
65p |
④消費を冷やす「最低賃金千円」 |
藤沢久美 |
68p |
⑤戸別補償、黒字農家は廃業に |
浅川芳裕 |
72p |
⑥「高速無料化」効果の大間違い |
増田悦佐 |
76p |
⑦「郵政見直し」で銀行は連鎖倒産 |
宮尾攻 |
80p |
経済界が望む三大成長戦略 |
桜井正光 |
50p |
明治維新に重ねて政権交代を考える 民主党よ、豹変せよ! |
堺屋太一 |
128p |
特集Ⅱ:「エコ製造業」繁栄論
太陽電池戦争 |
伊藤洋一 |
90p |
米国で沸き上がる環境新技術 |
飯田哲也 |
112p |
鉄道はなぜ輸出産業になったか |
片山修 |
104p |
走行距離2倍! 超・電気自動車の時代 |
清水浩 |
98p |
鳩山首相に贈る「一〇〇万都市」大改造計画 爆発的に経済成長する法 |
大前研一 |
136p |
品質向上を図る「日本食品安全性推進本部」の設立を 日本の食品が世界ブランドになる日 |
貝原俊民 |
178p |
競争力の原点④ “課長力”の磨き方 |
遠藤功 |
204p |
NTTドコモ、サントリー……内需型産業の大転換 海外に賭ける日本企業30社 |
武者陵司 |
152p |
大アジア主義者の夢と蹉跌〈第4回〉 南京占領 |
田原総一朗 |
215p |
話題のテーマに賛否両論! 脳科学は万能か |
苫米地英人/河野哲也 |
170p |
貧乏を笑い飛ばす不思議な社会 大人の智恵は江戸がお手本 |
養老孟司〈対談〉徳川恒孝 |
160p |
経済問題・常識の非常識⑨ 投機は市場の「必要悪」 |
上野泰也 |
230p |
高井戸の蛙、世相を覗く⑪ 日本は小泉時代に戻った |
江上剛 |
228p |
アルピニストの眼⑪ 気迫で実現したご遺骨の帰還 |
野口健 |
234p |
PHP総合研究所からの主張 教育委員会廃止、機は熟した |
亀田徹 |
184p |
ニッポン新潮流〈スポーツ〉 イチローの大失敗 |
二宮清純 |
118p |
ニッポン新潮流〈生活社会〉 民主党こそ“官僚丸投げ” |
山形浩生 |
120p |
ニッポン新潮流〈科学技術〉 理系思考な鳩山総理 |
竹内薫 |
122p |
ニッポン新潮流〈経済産業〉 国家戦略局は役に立つ? |
若田部昌澄 |
124p |
ニッポン新潮流〈国内政治〉 五十五年目の悲願達成へ |
上杉隆 |
126p |
この著者に会いたい 『鷺と雪』 |
北村薫/聞き手:仲俣暁生 |
195p |
おじさんのための名作講座 松本清張と司馬遼太郎 |
堀井憲一郎 |
200p |
ワンポイント書評 |
202p |
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大宰相・原敬〈第35回〉 条約改正 |
福田和也 |
238p |
ボイス往来 |
|
254p |
私日記〈第119回〉 迫真の現在形 |
曽野綾子 |
246p |
巻末御免(299) 均衡 |
谷沢永一 |
258p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。