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Voice 2011年12月号
今月号の読みどころ
かつてこの国では何度も、「空洞化」の危機が語られてきました。しかし未曾有の円高をはじめとする“六重苦”が製造業を直撃するなか、輸出立国というモデル自体が岐路に立たされています。日本経済にいま、どのような地殻変動が起きているのか。打ち出すべき政策は――。その先にある日本の新たな“勝利の方程式”とは――。「『超・空洞化』で激変する日本」と題する総力特集で、深堀りします。もう1本の特集は、「『とにかく増税』論の愚昧」。復興を錦の御旗に増税に突き進む野田政権ですが、果たして日本に残された選択肢は一つだけなのか、多角的に議論しました。今月号も、読みどころ満載です!
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今月号の目次
【総力特集】 「超・空洞化」で激変する日本
国内生産百万台は死守する |
志賀俊之/[取材・構成]財部誠一 |
44p |
官民連携で海外市場を取りにいけ |
朝倉陽保/冨山和彦 |
54p |
野田政権に円高対策はできない |
佐藤ゆかり |
64p |
海外展開に挑む町工場の気概 |
片山 修 |
74p |
「日本人の生活」を中国で売る時代 |
大山健太郎 |
82p |
電力供給は東京都が責任をもつ |
猪瀬直樹 |
90p |
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“死”を基点にして人生を考えよ 「災後の時代」の哲学論 |
佐伯啓思/長谷川三千子 |
142p |
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【特集】 「とにかく増税」論の愚昧
徹底討論! 復興増税の大問題 |
若田部昌澄/土居丈朗/飯田泰之 |
108p |
官僚の人件費に消えかねない |
古賀茂明 |
120p |
「貯蓄税」で休眠資金を動かせ |
白川浩道 |
124p |
まず納税者番号制度の導入を |
森信茂樹 |
128p |
年金支給額はいますぐ引き下げよ |
城 繁幸 |
132p |
「財政危機」はそもそも虚構だ |
菊池英博 |
135p |
「ジョブズ後の世界」をつくる覚悟 |
夏野 剛 |
153p |
J-POPがアジア市場を制す法 |
間宮書子 |
162p |
“女性の時代”にもの申す! 「いまこそ男性雇用」のすゝめ |
長田貴仁 |
168p |
新・原子力戦争〈終〉 細野豪志・原発事故担当相を直撃する! |
田原総一朗 |
224p |
時代を拓くコンセプト 「青白い炎のもつダイナミズムをなんとか書きたいんです」 |
川上未映子/聞き手:仲俣暁生 |
24p |
この著者に会いたい! 「いまっぽい言い方でいうと、『キャラづけ』されたくないんです」 |
しまおまほ/聞き手:仲俣暁生 |
96p |
彦にゃんの憂国ついーと〈12〉 さらばカダフィ |
島田雅彦 |
34p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生活社会〉 日本の技術指導が失敗する理由 |
山形浩生 |
38p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈科学医療〉 平時から惨事ストレス予防研修を |
最相葉月 |
40p |
世の流行にひとこと言わせて!〈21〉 日本人に英語って必要? |
さかもと未明 |
102p |
海堂尊、医療最前線をゆく〈8〉 白内障治療 |
海堂 尊 |
175p |
高井戸の蛙、世相を覗く〈終〉 野田首相の「孫子の兵法」 |
江上 剛 |
190p |
巻頭の言葉〈終〉 すべては子供たちの時代のために |
冨山和彦 |
21p |
ジャーナリスト休業宣言〈4〉 鉢呂氏「失言」は虚報だった |
上杉 隆 |
192p |
仲代達矢が語る「昭和映画史」〈4〉 五社監督と情念の役者たち |
春日太一 |
214p |
大宰相・原敬〈第60回〉 対華二十一ケ条 |
福田和也 |
236p |
私日記〈第144回〉 二十七年目の人生 |
曽野綾子 |
244p |
平成始末〈第24回〉 「非暴力」の問題点 |
山折哲雄 |
252p |
クールジャパン・次代の旗手〈24〉 [KEIKO+MANABU] |
川島蓉子 |
7p |
語り継ぎたい「モノがたり」〈12〉 ブーツ |
村上陽一 |
10p |
「凛たる女性」の肖像〈12〉 清川あさみ |
撮影/遠藤 宏 |
15p |
Killerフレーズ 時代を斬る!論点 |
1p |
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Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
202p |
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Voiceステージ 編集者の観劇メモ |
203p |
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Voiceブックス 編集者の読書日記 |
204p |
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Voiceレター 読者の感想&意見 |
206p |
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二〇一一年・目次一覧 |
208p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。