雑誌
Voice 2012年2月号
今月号の読みどころ
今月の総力特集は、「崩れゆく世界、独り勝ちの日本」。泥沼の様相を呈すユーロ危機、止まらない新興国の減速……世界がいまにも崩れ落ちそうななか、復興が本格化し円の存在も際立つ日本は、むしろ安定感が増しつつあるのではないでしょうか。そこで2012年を迎えるに当たり、ブロック化する経済の行方を読み解き、歴史の失敗に学びながら、ピンチをチャンスに変える戦略を語ります。もう1本の特集は「日本の家電は甦るか」。韓国メーカーを逆転する日はいつなのか、その方策を探ります。今月も、知的議論をご堪能ください。
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今月号の目次
【総力特集】崩れゆく世界、独り勝ちの日本
ユーロ危機は解消しない |
竹森俊平 |
46p |
世界中の銀行が凍結する日 |
ポール・クルーグマン |
54p |
国際通貨制度〝混乱の先〟を読む |
行天豊雄 |
62p |
分析 指導者交代! 2012年の10大リスク |
PHP総研グローバル・リスク分析プロジェクト |
70p |
地域主義化する世界、一九三〇年代の教訓 |
井上寿一 |
82p |
直言 世界を変える「口出し外交」のすゝめ |
日下公人 |
91p |
新春対談 歳出削減なき増税の愚 |
前原誠司/竹中平蔵 |
138p |
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【特集】日本の家電は甦るか
直撃取材 「暮らしソリューション」で世界に勝つ |
大坪文雄/取材・構成:片山 修 |
112p |
顧客の求める「コトづくり」に総力を結集せよ |
勝見 明 |
128p |
特別寄稿 スマートコミュニティを新たな輸出アイテムに |
柏木孝夫 |
122p |
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米国に振り回されない日本のTPP戦略 |
齋藤 健/柴田明夫/飯田泰之 |
150p |
金正日死去で拉致問題はこう動く |
荒木和博 |
171p |
シューカツは最後の子育て |
楠木 新 |
188p |
「抵糖質ダイエット」論争、体験者の言い分 |
桐山秀樹 |
196p |
「文明の力」を子供たちに教えよ |
福井晴敏 |
202p |
女性宮家は日本を滅ぼす |
竹田恒泰 |
162p |
時代を拓くコンセプト 「もっと無駄なものを世界中に増やしたいんです」 |
川上量生/聞き手:荻上チキ |
22p |
この著者に会いたい! 「あからさまな悪人はいっさい、書かないようにしてるんです」 |
山田詠美/聞き手:仲俣暁生 |
100p |
彦にゃんの憂国ついーと〈14〉 従軍慰安婦問題 |
島田雅彦 |
32p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈国内政治〉 「有権者の時代」の政治論 |
菅原 琢 |
36p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生活社会〉 京都議定書、カナダの離脱に学べ |
山形浩生 |
38p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈科学医療〉 魂を置き去りにする東北メガバンク |
最相葉月 |
40p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈スポーツ〉 かくも面白いスポーツツーリズム |
杉山茂樹 |
42p |
世の流行にひとこと言わせて!〈23〉 「SNSで就活」の時代 |
さかもと未明 |
106p |
海堂尊、医療最前線をゆく〈10〉 法医学 |
海堂 尊 |
218p |
巻頭の言葉〈2〉 チャンスを逸する日本の環境戦略 |
橋爪大三郎 |
19p |
仲代達矢が語る「昭和映画史」〈終〉 小林正樹の栄光と挫折 |
春日太一 |
224p |
大宰相・原敬〈第62回〉 ビリケン内閣 |
福田和也 |
234p |
私日記〈第146回〉 自然薯をなめてはいけない |
曽野綾子 |
242p |
平成始末〈第26回〉 半減期 |
山折哲雄 |
250p |
クールジャパン・次代の旗手〈26〉 [梶原加奈子] |
川島蓉子 |
5p |
語り継ぎたい「モノがたり」〈14〉 グローブ |
村上陽一 |
8p |
「凛たる女性」の肖像〈14〉 深田恭子 |
撮影/遠藤 宏 |
11p |
Killerフレーズ 時代を斬る!論点 |
1p |
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Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
208p |
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Voiceステージ 編集者の観劇メモ |
209p |
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Voiceブックス 編集者の読書日記 |
210p |
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Voiceレター 読者の感想&意見 |
216p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。