雑誌
Voice 2012年9月号
今月号の読みどころ
いまから10年後、壊滅的な状況に陥った日本の姿をみて、私たちは後悔しないといえるだろうか。「なぜ、あのとき消費増税に賛成したのか」と……。「日本をギリシャにしてはならない」といいながら、各党がこぞって歳出拡大につながる政策を打ち出すいま、そもそも増税で国家財政は甦るのだろうか。そこで今月の総力特集は、題して「財務省に騙された日本」。財務省が虎視眈々と描く裏のシナリオを明らかにしながら、国家経営の本義を根本から問い直します。そして特集は、「沖縄が侵攻される日」。オスプレイ配備問題しかり、ここで日米関係が揺らぐようなことがあれば、中国の手が沖縄にまで伸びかねません。今月も、読みどころ満載の一冊です!
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今月号の目次
【総力特集】財務省に騙された日本
世界最低の「官僚社会主義」と訣別せよ |
柳井 正 |
46p |
「数字の辻褄合わせ」増税は破綻を招く |
江田憲司 |
56p |
国土強靭化基本法案は決してバラマキではない |
谷垣禎一/篠原文也 |
66p |
消費増税の長期的壊滅効果 |
原田 泰 |
76p |
国費五割カット、効果五割増の改革を |
松下幸之助 |
84p |
窮地に陥るイタリアに再生のヒントを学べ |
ビル・エモット |
92p |
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「バブルを知らない世代」の幸福論 [ゲスト]高木新平(「トーキョーよるヒルズ」編集長) |
田原総一朗 |
208p |
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【特集】沖縄が侵攻される日
拙速なオスプレイ配備は日米同盟を毀損する |
前原誠司/飯田泰之 |
108p |
西太平洋の「中国の海」化を阻止せよ |
平松茂雄 |
118p |
沖縄を戦略的に必要としなくなったアメリカ |
日高義樹 |
128p |
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“身の毛もよだつ”中国の少数民族弾圧 |
有本 香 |
170p |
「地熱・風力」発電は脱原発の切り札か |
夏目幸明 |
188p |
サムスン・デジタルシティの衝撃 |
片山 修 |
162p |
「日本の家電」に未来がない理由 |
佐々木俊尚 |
154p |
特別インタビュー 新生ヤフー、「爆速」経営への挑戦 |
宮坂 学 |
144p |
時代を拓くコンセプト 「トップランナーとしての生き方をみせ続けることに、価値がある」 |
天野 篤/聞き手:淵澤 進 |
22p |
この著者に会いたい! 「『革新幻想』とは、右も左も含めたインテリのポピュリズムです」 |
竹内 洋/聞き手:仲俣暁生 |
100p |
彦にゃんの憂国ついーと〈21〉 実効支配の憂鬱 |
島田雅彦 |
32p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈国内政治〉 危惧を覚える選挙制度改革案 |
菅原 琢 |
36p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈生活社会〉 スズキ・マルチの労働争議に思う |
山形浩生 |
38p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈科学医療〉 子供の権利を忘れた人工授精 |
最相葉月 |
40p |
「ニッポン新潮流」を斬る!〈スポーツ〉 Jリーグ衰退にもっと危機感を |
杉山茂樹 |
42p |
世の流行にひとこと言わせて!〈30〉 話題の「街コン」に潜入! |
さかもと未明 |
138p |
海堂尊、医療最前線をゆく〈17〉 川崎病 |
海堂 尊 |
218p |
巻頭の言葉〈9〉 小沢氏の言い分に理はあるか |
橋爪大三郎 |
19p |
ローソン思考〈2〉 ビッグデータ戦略 |
財部誠一 |
196p |
オックスフォード留学記〈第5回〉 現地の日本人事情 |
彬子女王 |
228p |
大宰相・原敬〈第69回〉 普通選挙運動 |
福田和也 |
234p |
私日記〈第153回〉 マダガスカルへ |
曽野綾子 |
242p |
平成始末〈第33回〉 『蠅の王』 |
山折哲雄 |
250p |
クールジャパン・次代の旗手〈33〉 [秋元雄史] |
川島蓉子 |
7p |
語り継ぎたい「モノがたり」〈21〉 サーキュレーター |
村上陽一 |
10p |
「凛たる女性」の肖像〈21〉 佐藤摩弥 |
撮影/遠藤 宏 |
13p |
Killerフレーズ 時代を斬る!論点 |
1p |
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Voiceシネマ 編集者の映画三昧 |
142p |
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Voiceステージ 編集者の観劇メモ |
143p |
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Voiceブックス 編集者の読書日記 |
224p |
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Voiceレター 読者の感想&意見 |
226p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。