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Voice 2019年3月号
今月号の読みどころ
2018年末の「クリスマス暴落」に始まり、急落・急騰を繰り返した年末年始の株式市場。米中貿易戦争も、現在は「小休止中」とはいえ、予断を許さない状況が続いている。新自由主義経済の限界が囁かれるいま、わが国が進むべき道とは。佐伯啓思氏は「グローバリズムを疑え」と説き、新著『お金の流れで読む 日本と世界の未来』がベストセラーとなっているジム・ロジャーズ氏は「日本人の強みを思い出せ。再生の余地は十分にある」と喝破する。特集は「亡国の韓国海軍」。元徴用工問題、レーダー照射問題が世の中を騒がせるなか、1月号特集「賢者の韓国論」に引き続き、冷静かつ発展的な日韓関係を考える。特別インタビューには、藤原正彦氏が登場。日本は「普通の国になってはいけない」と語る。その真意とは。
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今月号の目次
総力特集:経済大破局に備えよ
グローバリズムは幸福をもたらすか |
佐伯啓思 |
52p |
「中国製造2025」が対立の根源 |
遠藤 誉 |
62p |
偉大なる反面教師・アメリカ |
吉見俊哉 |
70p |
欧州の騒擾は終わらない |
渡邊啓貴 |
78p |
この一年で金融業界の生死が決まる |
浪川 攻 |
88p |
品質、勤勉、貯蓄こそ強みであることを忘れるな |
ジム・ロジャーズ |
96p |
特別インタビュー
日本は「異常な国」でよい |
藤原正彦 |
22p |
特集:亡国の韓国海軍
軍事の「イロハのイ」も守れていない |
香田洋二 |
104p |
なぜ文在寅は「発言」しないのか |
木村 幹 |
112p |
韓国の防衛産業弱体化を狙え |
渡瀬裕哉 |
120p |
特別企画
デジタルで起こるすべて |
ケヴィン・ケリー |
128p |
連載 ほか
AIを「民主化」せよ |
山本龍彦 |
144p |
外国人労働者の導入はなぜ誤りなのか |
墓田 桂 |
152p |
国語教育「改悪」がもたらす未来 |
伊藤氏貴 |
160p |
反捕鯨プロパガンダに屈するな |
八木景子 |
200p |
「湘南スタイル」で戦い抜く |
曺 貴裁 |
208p |
新時代ビジョン研究会 食こそ最強の観光ツール |
本田直之 |
168p |
日本は世界最古の民主国(9) 万人の闘争をいかに止めるか |
竹田恒泰 |
228p |
パラアスリートの肖像(19) プロフェッショナル 前編 |
山田清機 |
188p |
プリンス〈第33回〉 第七章 試練(4) |
真山 仁 |
216p |
『ボヘミアン・ラプソディ』の危険な魅力 |
伊藤弘了 |
237p |
ニッポン新潮流〈歴史論争〉 ルーズベルトのソビエト国家承認の愚~その二~ |
渡辺惣樹 |
42p |
ニッポン新潮流〈政治外交〉 日韓対立で得するのは誰か |
三浦瑠麗 |
44p |
ニッポン新潮流〈現代社会〉 平成後のエンドステートの必要性 |
開沼 博 |
46p |
ニッポン新潮流〈日本文化〉 センスと美意識 |
舘鼻則孝 |
48p |
西南、南西、テレビ風29 獄中の「悔恨」を知る意味 |
結城豊弘 |
50p |
著者に聞く 『マーガレット・サッチャー』 |
冨田浩司 |
242p |
巻頭言〈第15回〉 海洋国家日本の「移民政策」 |
宮家邦彦 |
19p |
私日記〈第230回〉 元日着 |
曽野綾子 |
34p |
文明之虚説〈第15回〉 日本の台湾統治 |
渡辺利夫 |
250p |
台湾に生き続ける日本〈8〉 日本人飛行士を祀る廟 |
写真・文/片倉佳史 |
1p |
土木を撮る〈11〉 東京国際クルーズターミナル整備 |
写真・文/西山芳一 |
8p |
凛たる女性〈99〉 霜出佳奈 |
撮影/永井 浩 |
13p |
編集者の読書日記 Voiceブックス |
246p |
|
編集者の映画三昧 Voiceシネマ |
247p |
|
読者の感想&意見 Voiceレター |
248p |
Voice とは
月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。