Voice
発売日
2019年9月10日
税込価格
794円
(本体価格722円)
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Voice 2019年10月号

今月号の読みどころ

日韓関係が燃え上がっている。8月22日、韓国政府は日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決定。いよいよ「戦後最悪の関係」という言葉にも信憑性が帯びてきた。はたして、両国衝突の「処方箋」は何か。元在韓国特命全権大使の武藤正敏氏をはじめ、篠田英朗氏、川瀬剛志氏、牧野愛博氏、そして呉善花氏が、問題点の本質と未来への提言を行なった。特集は「世界経済の格差と危機」。世界経済の混迷と、消費増税や「かんぽ生命」問題に揺れる日本経済の今後を占う。特別インタビューには日本電産を世界的企業に育て上げた永守重信会長(CEO)、巻頭インタビューには自国開催のW杯を直前に控えたラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフHCがそれぞれ登場。
公式サイト

今月号の目次

巻頭インタビュー
W杯日本大会は究極のチャレンジ
ジェイミー・ジョセフ
18p
総力特集:日韓衝突の処方箋
「NO文在寅」を叫ぶとき 日韓軍事情報協定破棄の衝撃
武藤正敏
46p
国際法の日本VS歴史認識の韓国
篠田英朗
54p
輸出管理問題に不可欠な国益の観点
川瀬剛志
62p
対立を招いたのは「外交の没落」だ
牧野愛博
72p
「南北統一」という空論
呉 善花
80p
特集:世界経済の格差と危機
「生涯学習者」をめざす時代
トーマス・フリードマン
88p
世界経済をも蝕む消費増税
柴山桂太
98p
かんぽ生命「失敗の本質」
磯山友幸
106p
連載 ほか
統治機構改革の進め方
待鳥聡史
124p
野党は「文化左翼」と訣別せよ
與那覇 潤
131p
京アニ放火事件を悼む
伊藤弘了
140p
フラットな企業が新時代を制す
ビクター・マイヤー=ショーンベルガー
150p
日本構想フォーラム
資本主義は勝利したのか
波頭 亮ほか
160p
「アジアのリーダー都市」への挑戦(上)
福岡市がぶつかる成長の壁
八田達夫
166p
特別インタビュー
「政治リスク」から生き残る企業
永守重信
114p
ウェルビーイングとは何か〈新〉
人生百年時代の幸福論
石川善樹
195p
短期集中連載 「野球危機」は真実か〈2〉
地域密着の未来
喜瀬雅則
224p
反EUの現場を歩く〈3〉
ドイツに残るナチスの面影
宮下洋一
184p
プリンス〈最終回〉
第八章 決着(6)
真山 仁
210p
健康という「神話」について
高木俊介
202p
ニッポン新潮流〈歴史論争〉
孫文のロンドン監禁事件~その一~
渡辺惣樹
36p
ニッポン新潮流〈政治外交〉
GSOMIA破棄と「同盟」の弱体化
三浦瑠麗
38p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
日本の棚上げ主義
開沼 博
40p
ニッポン新潮流〈日本文化〉
「あいちトリエンナーレ」への疑問
舘鼻則孝
42p
西南、南西、テレビ風36
ケーブルテレビの可能性
結城豊弘
44p
校長の挑戦
いまこそ輝く武蔵の「三理想」
杉山剛士
233p
著者に聞く
『「家族の幸せ」の経済学』
山口慎太郎
238p
巻頭言〈第22回〉
令和初の「終戦の日」に思う
宮家邦彦
15p
私日記〈第237回〉
猫たちの居場所
曽野綾子
28p
文明之虚説〈第22回〉
種田山頭火
渡辺利夫
246p
東京の聖地〈3〉
水天宮
写真・文/岡本亮輔
1p
土木を撮る〈18〉
夢舞大橋
写真・文/西山芳一
6p
令和の撫子〈5〉
塩谷歩波
撮影/キムラタカヒロ
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p

Voice とは

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『Voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。