遺伝子の宿題
発売日
2004年06月18日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-63621-4

医学生が学んだ生命の不思議
遺伝子の宿題

著者 仲野徹監修 《大阪大学医学部5年》
森本兼曩監修
駒沢伸泰著
主な著作 やさしい「がん」の教科書』(PHP研究所)
税込価格 1,210円(本体価格1,100円)
内容 「遺伝子治療」「遺伝子診断」「遺伝病」…etc。阪大医学生が、難解な遺伝子について、とことんわかりやすく書いた入門書の決定版。



 「遺伝子診断」「遺伝子治療」「ヒトゲノム」……。最近、多くのメディアで、遺伝子関連の用語が使われている。また、ヒトの遺伝子の全配列が解読されたというニュースもわれわれを驚愕させた。

 では、遺伝子とはいったいどういうもので、われわれの生活とどんな関わりがあるのか? 本書は大阪大学の医学生である著者が、一般には難解な遺伝子について、徹底的にやさしく書いた「入門書」の決定版である。

 著者は医学部にてがん抑制遺伝子の研究を行うかたわら、先端医療や遺伝子診断に対する意識調査を行った。その結果、一般の人と研究者において、遺伝子についての意識に大きなギャップのあることに気づく。そして、遺伝子を正しく理解してもらうことは、医学だけではなく社会全体においてとても大切であるとの考えから書いたのが本書である。

 現役医学生が、単に遺伝子のしくみのみならず、医療、そして社会との関わりまでを解き明かした、注目の一冊!