書籍

- 発売日
- 1999年06月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57281-9
小澤治三郎
果断・寡黙・有情の提督
著者 | 宮野 澄著 《作家》 |
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主な著作 | 『最後の海軍大将 井上成美』(文春文庫) |
税込価格 | 681円(本体価格619円) |
内容 | 最後の司令長官として、連合艦隊の幕引きを演じた、小澤治三郎。知略と闘争心そして情にあふれた提督の清冽な生涯を描く長編歴史小説。 |
わが国において、かつての敵から名将とたたえられた人物は少なくない。ミッドウェー海戦に散った勇将・山口多聞、ルンガ沖夜戦の勝者となった田中頼三、陸軍の「小猿を抱いた将軍」宮崎繁三郎……。そうした中でも、抜きんでて高い評価を受けているのが、本書の主人公、「最後の連合艦隊司令長官」小澤治三郎である。空母機動部隊の必要をいち早く先見したその洞察力、不利な戦局下での逆転をねらった「アウトレンジ戦法」の考案に表れる企画力、いかなる情況でも諦めないその闘志など特筆すべき履歴は数多い。この小澤というきわめて魅力的な人物の生涯を、もっぱら精神的側面に重点をおいてアプローチし、今までの小澤伝にない、新たな魅力を発掘したのが、本書の特色である。特に戦後、生き残った指揮官として、自らの責任を受け止めながら生きてゆく彼の姿には、誰もが人間としての美しさを感じるであろう。単なる戦記を越えた読みごたえある伝記小説である。
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