魔界都市・京都の謎
発売日
2000年07月03日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57433-2

魔界都市・京都の謎
封印された闇の歴史を暴く

著者 火坂雅志著 《作家》
主な著作 『柳生烈堂血風録』(祥伝社)
税込価格 607円(本体価格552円)
内容 千年の都・京都は実は、魔界都市だった!? 時の天皇が寺社に仕組んだ謎の巨石、祇園祭・大文字送り火などに隠された恐怖とは?



 千年の歴史に彩られた京都は、実は魔界都市だった!? 「魔界」など空想の世界だと思っていた著者であったが、小説の取材で京都の裏側を調べているうちに、一見平和でのどかな京都の町は、実は「魔界」の存在抜きには語れないことに気づいた。

 本書は、著者がそうした自身の足と目で突きとめ、京都に隠された闇の歴史とその謎を暴いた「魔界案内書」である。

 桓武天皇が平安京を取り囲むように仕組んだ、四つの巨石に秘められた謎とは? 比叡山の僧侶たちが今なお恐れる四大魔所とは? 陰陽師・安倍晴明や天才詩人・小野篁の正体とは? 夏の風物詩・祗園祭や大文字の送り火に隠された恐怖とは?

 次々と明かされる戦慄と恐怖に満ちた京都の素顔に、読者はショックの連続となるだろう。

 他の観光案内書には決して載らない「魔界」地点の写真と地図を付記した本書を片手に京都を訪れてみれば、きっと従来とは一味も二味も違った京都探訪の旅が体験できるだろう。