戦艦大和・その生と死
発売日
2002年02月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57619-0

戦艦大和・その生と死

著者 吉田俊雄著 《元海軍参謀、戦史研究家》
主な著作 マリアナ沖海戦(PHP文庫)』(PHP研究所)
税込価格 565円(本体価格514円)
内容 その誕生から死まで、連合艦隊の誇りであり希望の象徴であった戦艦大和の波瀾の生涯をドラマティックに描く、傑作・戦史ドキュメント。



 日本海軍の「真珠湾攻撃」直後である、昭和16年12月16日、戦艦大和は呉工廠で産声をあげた。くしくも、「真珠湾」によって、海の戦いの中心が、大艦隊による決戦から、空母機動部隊への航空戦へと移り変わったその瞬間に、大和は誕生したと言える。艦砲決戦では、右に出るもののない46センチ砲を搭載した、この“遅れてきた超戦艦”は、時代の激動のなかで、いかなる運命をたどることとなったのか。本書では、搭乗員をはじめ、実際にこの超戦艦に関わった人物たちの多くの証言を集めながら、誕生から、沖縄特攻で散るその日までを、想いあふれる筆致で描き出す。非業の運命に殉じた艦と人々を描いた、迫真のドキュメントである。(進水式から沈没までを写真で追った口絵付き)