書籍
- 発売日
- 2001年11月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57647-3
ホラー・アンソロジー
御伽草子
妖かしの宴3
著者 | 水木しげる監修 《漫画家》 |
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主な著作 | 『妖かしの宴』、『変化<へんげ>』(PHP研究所) |
税込価格 | 922円(本体価格838円) |
内容 | 日本古来のお伽話、世界の説話・童話の類をモチーフに、気鋭のホラー作家陣が人間社会の歪みに潜む恐怖を見事に描出した傑作短編集。 |
古来の説話文学には人間社会の歪みが見事に捉えられている。本書はお伽話や童話に秘められたその歪みに潜む恐怖を、気鋭の作家9人が独自の世界で描き出す傑作短編集である。
収録作品は、<羽衣伝説>をモチーフにした今野敏の「カムイコタンの羽衣」、中国故事を歴史ホラーとして描いた狩野あざみの「枕中記」と秋月達郎の「蜃気楼」、<かちかち山>と<瓜子姫>に材をとり、日常の恐怖を抉り出した久美沙織の「わたしはうさぎ」と橘薫の「百日紅の家」、<絵本百物語・桃山人夜話>から「小豆洗い」を描く京極夏彦、<浦島太郎>をもとに井沢元彦が描くミステリー「乙姫の贈り物」、ホラー小説界の気鋭、平山夢明と友成純一は、グリム童話をもとに「ニコチンと少年」、人面疽をテーマに「狂鬼、走る」を描く。さらに監修者・水木しげるの名作マンガ「雨女」も特別収録。
バラエティーにとんだ内容で、各々の作家の世界が存分に愉しめる作品集である。
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