論語に学ぶ
発売日
2002年10月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57813-2

論語に学ぶ

著者 安岡正篤著 《東洋学者》
主な著作 活学としての東洋思想』(PHP研究所)
税込価格 858円(本体価格780円)
内容 東洋が生んだ最高峰の人間学「儒教」。東洋学の泰斗が、『論語』『中庸』などの古典から、人生に活かすべき叡智をわかりやすく解説する。



 日本人の生き方の指針として、長く愛読されてきた不朽の古典『論語』。孔子の言行を比較的平易な言葉でまとめた『論語』は、多くの金言名言の出典ともなり、私たちの生活に息づいてきた。しかし、その思想を咀嚼し、人生のなかできちんと実践することは相当に難しい。

 本書は、東洋学の泰斗として知られた著者が、『論語』を自らの生活に活かし、心を高める糧とする方途をわかりやすく説いた講話録。活学としての『論語』の読み方を絶妙なたとえ話とともに詳説した「論語読みの論語知らず」、人間の進歩向上の原理を説き明かす「中庸章句」、『論語』の多彩な群像に人の世の機微を見る「論語の人間像」、日本人に根ざした儒教的伝統を簡明に解説した「日本と儒教」の4篇を収録した。

 社会状況がめまぐるしく変転し、多くの人々が人生や仕事に迷いを抱える現代日本。時を越えて読み継がれた味わい深い言葉に触れながら、生き方の知恵を学べる本。文庫オリジナル。

 ※2024年1月に価格変更しました