熱論 合州国家・日本
発売日
1998年08月21日
判 型
B6判変型上製
ISBN
978-4-569-60233-2

熱論 合州国家・日本
21世紀の国のかたち 繁栄のかたち

著者 平松守彦
大前研一
江口克彦
税込価格 1,362円(本体価格1,238円)
内容 低迷する経済、火だるまの財政、期待はずれの行革……。日本再生には地方主権しかない! 3人の論客が新日本建設のシナリオを描く。



 低迷を続ける経済、一向に進まない行革、過密と過疎によって生じる非効率……。いま崖っ淵に立っている日本を再生させる手だてはないものか。そうした閉塞状況を打開する、もっとも有効かつ現実的な方法こそ、47都道府県を適正な経済規模、人口規模で分割し、日本をいくつかの独立した国家群に再編成する「道州制」の導入だと、本書の著者たちは口を揃えて言う。 三人の道州制構想の出発点は、九州府の独立(平松)、ボーダレス化を念頭においた地域国家(大前)、関西州の独立(江口)と、それぞれ異なるが、道州制を導入すれば、自助努力によって地方が活性化し、小さな政府が実現する。結果、日本全体の再生に結びつくという結論で一致している。 地方の時代といわれつつ、相変わらず東京中心の発想ばかりが罷り通る日本。アメリカやイギリスは地方への積極的な権限委譲を行なって、見事に再生した。21世紀の繁栄と「国家のかたち」を提唱する一冊。