哲学詞華集
発売日
1998年11月05日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-60365-0

哲学詞華集
いまを深く生きるための名言・名句

著者 鷲田小彌太著 《札幌大学教授、評論家》
主な著作 大学で学ぶべきこと、学ばなくてよいこと』(PHP研究所)
税込価格 1,572円(本体価格1,429円)
内容 “美しい言葉が人生を豊かにする”。古今東西、哲人達の名著から思想のエッセンスを精選。混迷の時代に光り輝く、珠玉のアンソロジー93編。



 本書は、古今東西の哲学者83人の名著から、その思想をもっともよく表わしている句を引用し、約800字で解説したものである。 「詞華集」とは広辞苑に「美しい詩文を選んで集めた書。アンソロジー」とある。哲学者の価値ある言葉、しかも人口に膾炙されたものばかりでなく、著者の個性が感じられる句を紹介しよう、というのが本書のねらいである。 まず西洋古代、中世より12人。タレス「希望だけは持っている」。マキアヴェッリ「圧政から文化と安定が生まれる」等々。西洋近代から22人。パスカル「民衆の健全さは詩よりも娯楽を選ぶ」。コント「実証は重要だ。しかし評判が悪い」。さらに西洋現代から28人。マルクス「完全を目指すと積み木崩しに陥る」。フロイト「戦争や殺人は人間の本能だ」。そして日本人ら21人。伊藤仁斎「道徳が乱れると、議論が高くなる」。三木清「人間は虚栄によって生きる」等々。 人生を深めるための思想エッセンスが満載された書。