エリートの崩壊
発売日
2001年12月19日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-61927-9

エリートの崩壊
外務省の虚像と実像

著者 加藤千幸著 《元シリア駐在大使》
主な著作 『国際情報の読み方』(講談社)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 外務省の不祥事が続いている。本来日本の外交を通じて国益を追求すべき外務官僚の仕事とは何か、世界とどうつき合うべきかを考える。



 著者は元外交官である。昨今のワイドショー的外務省騒動に心を痛める一人である。外務省批判や日本の外交停滞は、いったい何を象徴しているのか。著者はいう。「日本社会は金太郎あめのごとくで、どこを切っても切り口は同じだし、悪くいえば『一億総こわっぱ役人』化現象ともいえる。日本では一つの組織だけが良く、あるいは悪いということはありえない」と。結論を急げば、外務省騒動は、エリートたちが国を動かす時代から、良くも悪くも国民大衆が動かす時代になったことを象徴している。著者は、そのことを国民自らが自覚し、その責任と義務を果たすことを説く。日本外交が停滞すれば、それはそのまま国民大衆に影響が及ぶ。本書は、本来外交とは何か、外交官は何をすべきか、21世紀の外交はどうあるべきか、を正面から論じている。