徳と正義
発売日
2002年05月15日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62061-9

徳と正義

著者 中坊公平著 《弁護士》
稲盛和夫
主な著作 稲盛・稲盛和夫の哲学/中坊・道理に生きる』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 なぜ現代社会は徳も倫理も見失ったのか。教育の荒廃をいかに立て直すか。日本を代表する弁護士と経営者による社会再興問答。



 政界、官界、経済界、教育界……いまやあらゆる社会で不祥事が続出している。本来、日本人がもっていたはずの「徳」「倫理」「勤勉」「道理」といった価値観はどこへいってしまったのか? 目先の成功や欲望にとらわれず、人間として正しく生きるためにはどうしたらよいのか? 本書は、経済界と法曹界という異質の世界に生きる二人が、胸襟を開いて語り合った「日本および日本人のあり方」。一代で世界的企業を築いた稲盛氏は、貧乏と病気、度重なる受験失敗にたたられ、不運な青少年時代を過ごす。一方、森永ヒ素ミルク事件、豊田商事事件、住専問題などで辣腕を振るってきた中坊氏は、京都の裕福な家庭に生まれたボンボン。そんな好対照の二人が「日本人はいかに生きるべきか」をテーマに語りはじめたら、お互いの人生観や世界観に共通するところ多く、まさに談論風発の対談となった。豊かさを追求するあまり、日本人が忘れてしまったものを取り戻すとき。