カサンドラのジレンマ
発売日
2003年11月12日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-63214-8

カサンドラのジレンマ
地球の危機、希望の歌

著者 アラン・アトキソン著 《環境コンサルタント》
枝廣淳子監訳
主な著作 『朝2時起きで、なんでもできる!』(サンマーク出版)
税込価格 1,870円(本体価格1,700円)
内容 危機的な地球環境をいたずらに憂えるのではなく、人間の可能性をあくまでも信じ、持続可能な世界をめざす希望と再生の美しい物語。



 自分には、このままいったらどうなるかが見えている。それなのに、いくら警告してもわかってもらえない。これは日常でもよく経験することだ。

 本書は、ギリシャ神話のカサンドラの話を題材とし、環境問題で今われわれが抱えている「カサンドラのジレンマ」の本質を鮮やかに解剖する。

 システムの問題を鋭く衝いたシステム・ダイナミクスの考え方、「地球が地球で、人間が人間でありつづけるため」の持続可能性の原則、新しい考えやイノベーションがどのように広がり、効果的かつ迅速に広げるためには何をすればよいのか等々、環境問題の原因と解決策を明快に示す。

 と同時に、人間の心理的な側面を丁寧に分析し、環境問題に新しい境地を開く画期的な書である。「できる!」と元気と勇気と知恵と行動への一押しをしてくれる本でもある。